「手遊びひとつとっても、得意な子どもとそうでない子どもがいます。子ども一人ひとり成長も個性も違うことがわかり、関わり方を考えることが大切だと学びました」と語る小山さんに大学生活についてうかがいました。
幼稚園、保育園、小学校など、保育や教育の実践力を高める授業がたくさん行われます。幼稚園教諭をめざしている私にとって、実際に幼稚園や保育園で教えているように模擬授業を行う「保育内容」はとても役立つ授業で、実習先でも活かすことができました。また、「図画工作教育法」の授業ではペープサート(紙人形劇)を制作することにより、どのような模様をどの色で描けば子どもが楽しめるかを考えるきっかけになりました。
授業だけでは学べないことを様々な実習を通じて経験できるのもこの大学の魅力です。例えば「学泉アカデミー」は表現力を高める科目がたくさんあります。また、「エクスターン」は大学近隣の幼稚園や保育園、小学校に赴き、子どもたちと交流したり、保育や授業のサポートをすることで現場を経験できる活動です。私は大学附属幼稚園に行き、授業で制作したペープサートで自己紹介したところ、子どもたちに名前を覚えてもらえました。
私は大学に入学するまでピアノを弾いたことがありませんでした。ピアノの指導は個別レッスンで行われるため、学生一人ひとりのレベルに合わせて成長できることに加え、放課後は、ピアノのレッスン室が約30部屋ある音楽棟に通って練習を重ねた結果、かなり上達をしました。また「保育内容」の実習で使われる大型絵本は大学の図書館にたくさん蔵書されています。剣道部の活動にも力を入れており、充実した毎日を送っています。