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弁護士になるための勉強時間・やり方

弁護士になるための勉強時間・やり方

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「弁護士になるためには、やはり法学部に入ったほうがよいと思いますし、浪人をしてでも弁護士になるための環境が整った大学に入ることが大切」
だとある現役弁護士は語ります。どんな学校でどのように勉強するのが、弁護士になるための近道なのでしょうか。

メリハリをつける必要があるのは司法試験も大学入試も同じ

「目指すべきは、法律の教科書と呼ばれる基本書を執筆している先生や、弁護士資格をもっている先生がいる大学」
と現役の弁護士は語ります。もちろん、どんな環境でも自分の力で勉強できる人もいると思いますが、そのように勉強できる自信がなかったり、大学選びで迷っていたりといった状況なら、参考にしてみてもいいかもしれません。
そのうえで大事なことは、同じ目標をもつ勉強仲間を作ること。
そして、しっかり勉強すべき基礎的な部分とそうでない部分を分けて、まずは基礎的な部分を繰り返し勉強して理解すること。力を入れる箇所にメリハリをつけて勉強することが大事です。司法試験も大学入試も同じです。

弁護士までの道のり

▼大学院に行くコースと予備試験を受けるコースの2種類
弁護士になるには、二つのルートがあります。大学卒業後、法科大学院で2年または3年学んだ後、司法試験を受けるコースと、合格すると法科大学院修了と同等の資格が与えられる予備試験を経て、司法試験を受けるコースがあります。

▼まず環境の整った大学に入ること
とにかく弁護士になるための環境が整った大学を選ぶのが肝心だとある弁護士さんは言います。理由は三つあります。

まずは法律の教科書である基本書を執筆した教授から、直接、授業を受けられること。二つ目は、同じ目標に向かってともに勉強できる仲間が多いうえ、OBやOGを含む大学の先輩から司法試験のノウハウを教えてもらえること。最後は、弁護士になったあとでも、同じ学校出身の方が多いと、卒業生の繋がりから仕事で協力し合ったり、助け合ったりできる機会が多いからです。

▼大学入試と司法試験、どちらにも通じる大事なこと
一番大事なのは、環境です。同じ目標をもつ友だちを周りに置くようにしましょう。そして、勉強する教材を広げすぎないこと。一つの教材を何回も繰り返すことが大事です。大学入試も司法試験も、絶対に覚えるべき箇所は案外少ないものです。
ある弁護士さんは、法科大学院に通い、試験合格のため勉強しました。勉強時間は、試験1年前は日によりますが1日10時間程度、5月にある司法試験の8カ月前(前年の8月ころ)から試験までは1日12~14時間勉強したと言います。

司法試験の中身とその勉強法

司法試験は、一次試験がマークシート、二次試験が論文です。4日間行なわれ、3日間が論文で1日がマークシートです。
論文は合計8科目あり、4つのカテゴリーにわかれています。民事系(民法、民事訴訟法、会社法)、刑事系(刑法、刑事訴訟法)、公法系(憲法、行政法)、そして選択科目です。選択科目は、倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際公法、国際私法から一つ選んで論述します。マークシートは、憲法と民法、刑法の三つです。
勉強方法ですが、まず六法全書を辞書代わりにして常に横に置き、各科目の基本書と、判例と呼ばれる実際に起きた裁判例などを徹底して読み込み、法律の内容と実際にどういった場面で適用されるのかを理解し、覚えます。
そのうえで、マークシートの問題演習をしたり、自分がまとめたノートなどを見ながら、法律の内容が理解できているかを確認したりし、今度は理解した内容を文章表現できるか、論文形式の問題演習をします。これを繰り返すことで、法律の内容や考え方を頭に叩き込んでいきます。
ただ、弁護士になるまでの人生より、仕事を始めてからの人生のほうが長いです。できるだけ、弁護士になることを目指している人が多い大学に入り、同じ志をもった仲間と切磋琢磨することも大事と言えるでしょう。

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