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料理研究家

料理レシピを研究・開発し、広く発信。「食」で人を笑顔にする

料理研究家の主な仕事は、オリジナルレシピの開発や、飲食店のメニュー・食品メーカーが販売するお弁当などといった商品の監修、企業の販促用レシピの開発などです。考案したレシピは、各種メディア(出版社・テレビ局・WEBメディアなど)・企業・地方自治体などに提供し、その対価として受け取る報酬が収入になります。人気が出ると、レシピ本の執筆のほか、料理番組の講師として活躍する人もいます。料理研究家を名乗るのに明確な規定はなく、特別な免許や資格も必要ありませんが、大学や専門学校に通って「調理師」「栄養士」「管理栄養士」の国家資格や「フードコーディネーター」などの民間資格を取得し、その知識を仕事に生かしている人がたくさんいます。料理人が料理研究家に転身したり、趣味で運営していた料理ブログやSNSが注目されて料理研究家デビューを果たしたりと、料理研究家になるルートは実にさまざまです。「料理が好き!」「自分が開発したレシピで人をよろこばせたい」という気持ちがあれば、誰にでもその可能性が開かれている職業と言えるでしょう。(2025年6月更新)

料理研究家になるには

料理研究家には、調理専門学校を卒業した人、飲食店で料理人として働いていた人、栄養士だった人、主婦・主夫だった人など、さまざまな経歴をもった人がいます。こうした例からもわかるように、料理研究家になるには「調理師」「栄養士」などの免許や資格が必要なわけではありません。料理を研究し、料理研究家であると名乗れば誰でもなることができる職業です。とはいえ、料理研究家として活動するには、食や栄養に関する専門的な知識や基本的な調理技術は身につけておきたいものです。そのためには、大学や専門学校に進学して食物学・栄養学や調理について学ぶ、有名な料理研究家に弟子入りしてアシスタントとして働く、飲食店で腕を磨くなどの方法があります。
PROFILE

今回話を聞いたのは
料理研究家の西岡麻央さん、高窪美穂子さん

西岡麻央さんのプロフィール

料理研究家。

高窪美穂子さんのプロフィール

Photo

料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。(2020年8月取材当時)

POINT

料理研究家の学校の選び方

料理研究家になるために必須の免許や資格、学歴はありませんが、「食」に関する幅広い知識が求められます。独学で学ぶことも不可能ではないものの、食物学や栄養学のカリキュラムがある大学・短大・専門学校に通ってプロに学び、「調理師」や「栄養士」などの国家資格を取得しておくと一定の知識をもっていることの証明になり、料理研究家として仕事を請け負う際に相手の信用を得やすいでしょう。「調理師」「栄養士」の免許は、指定の学校を卒業すれば100%交付されるものであり、試験を受ける必要もありません。「栄養士」の上位資格である「管理栄養士」は、指定の学校を卒業したうえで国家試験を受け合格しなければならないぶん難度は高めとなります。その他「フードコーディネーター」など民間資格取得のサポートが手厚い学校もありますので、どんな資格を取得しておきたいか、どの分野に強い料理研究家を目指すのかを考えて学校選びをするといいでしょう。
POINT

料理研究家に求められる人物は?適性を知る

常に食べ物にまつわる情報にアンテナを張り、「考える」「作る」「食べる」を日々繰り返す料理研究家にとって、最も大事な資質は「食」が大好きであることです。レシピ作りは答えのない奥深い世界でもあるので、現状に満足せず、自分の腕を磨きながら根気よく努力を重ね続ける姿勢も必要です。また、これまでにない新しいアイデアを生み出すためには、既存の考え方に囚われない柔軟な発想力も大切になるでしょう。
POINT

料理研究家の必要な試験と資格は?

料理研究家になるために必要な試験や必須の資格はありません。ただし、食体験の豊富さに加えて「レシピの考案」のために必要な知識や技術はあります。1つは食物学・栄養学の知識。例えば「お肌がきれいになるレシピ」を考えるためには、それぞれの食物の特徴や栄養素の働きを知る必要がありますし、「ダイエットレシピ」を考えるためにはカロリー計算の方法を知らなくてはなりません。それらの知識を得るためには、「栄養士」「管理栄養士」の国家資格取得が有効でしょう。また、理想とする味を追求するために、調理の技術は高ければ高いほどいいでしょう。自身で考えたレシピは試作と調整を繰り返すことになりますが、材料の切り方、調理法、火加減などによって出来上がりの味は大きく左右されます。調理の実力をつけ、その腕を証明するためには国家資格の「調理師免許」が適しています。また、撮影時に役立つスタイリングのスキルを磨くため、「フードコーディネーター」の資格取得を目指す人もいます。料理研究家は免許や資格が必要なく、誰でも目指せる職業です。そうしたなかで名前を売るにはそれなりの実力、そしてチャンスを掴むための努力が必要です。また、食は人々の生活に欠かせない分野であるだけに、仕事を安心してお願いできるバックグラウンドがあるかどうかを見極められる職業でもあります。信頼される料理研究家になるために、知識や技術を証明するツールとして上記のような免許や資格を取得するのも有効な方法です。なかでも国家資格であり世間の認知度も高い「調理師免許」「栄養士資格」「管理栄養士資格」は、病院や学校で献立作成の仕事をしたいと考えている人は特に取得しておくべき資格といえます。
POINT

料理研究家を目指せる学校の学費
(初年度納入金)

大学
短大
初年度納入金
40万5140円
190万5140円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門
学校
初年度納入金
67万円
249万1170円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※ 記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
REPORT

料理研究家を目指す学生に聞いてみよう

REPORT

料理研究家の授業

料理研究家のやりがいを聞いてみよう

自分が苦労して考えたレシピが多くの人に届き、実際に調理され、「おいしい」と食べてもらえることは料理研究家にとって一番のよろこびです。世の中にまだない新しいものをゼロから生み出すのは簡単なことではありませんが、だからこそ、自分が納得できるレシピが誕生し、それを多くの人に気に入ってもらえることは大きなやりがいに繋がります。料理には正解がなく、アイデアや工夫しだいでいくらでも新しいメニューを生み出すことができるため、レシピ作りは1回1回が挑戦。その可能性の大きさこそが、料理研究家という仕事の醍醐味だと語る人もいます。

料理研究家の志望動機を教えて!

「料理が好き」「食べることが好き」「忘れられない味がある」など、「食」への強い興味や情熱があることは大前提です。そこに「自分の手で何かを生み出したい」「料理についてもっと研究を重ねたい」というクリエイティブな想いが加わって、料理研究家の道を志す人が多いそうです。また、「人々の健康や美容を体の内側から支えたい」というのもよく聞かれる志望動機の1つです。主婦で「家族のためだけ」に料理をしていたものの、「誰かのため」という想いが強くなり、いつのまにか料理研究家になっていたという人もいます。

料理研究家の仕事内容

料理研究家は、料理レシピを開発したり、飲食店や企業のメニューや商品にアドバイスをしたりする料理研究の専門家です。料理人と違うのは、「料理を作り、提供すること」ではなく、「料理のレシピを考案し、人々に広めること」を目的にしているという点です。そのため、日々試行錯誤をしながら新しいレシピの開発に多くの時間と労力を注ぐことになります。それぞれ自身の強みをもち、それをアピールして世の中の注目を集めると、メディアでの連載や出演、映画・ドラマの食関連シーンの考証や監修、企業や地方自治体と組んでの講座の講師や講演などと活動の幅を広げていく人もいます。日本料理やフレンチなど国ごとの伝統料理を研究する人、郷土料理、家庭料理、薬膳料理、時短料理など特定のジャンルを究める人と、さまざまです。

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POINT

料理研究家の気になる?年収・給料・収入

料理研究家の給料や年収は、どんな働き方をするかによって変わります。テレビ番組やCM、雑誌などで活躍する料理研究家の場合は、契約料・出演料・原稿料などの収入があったり、本を出版すれば発行部数に応じて印税などを受け取ることもできます。さらに、調理器具や食器などのプロデュースをして収入を得るなど手広くビジネスを展開する人もいます。専門学校と契約を結ぶ場合は毎月固定の給与が支払われますし、自身で料理教室を主宰する場合は、生徒数×月謝から経費を差し引いた額が収入となります。レシピの開発料は自身の知名度や依頼者の都合によって変動します。料理研究家は芸能人などと同じ人気商売であるので、どれだけ名前が売れるかによって収入は大きく変動すると言えます。
POINT

料理研究家の就職先・活躍できる場所は?

料理研究家の仕事は「研究」「発信」「伝授」がメインとなります。そのため、キッチンスタジオやオフィスを個人的に構え、個人事業主として独立して働く人が多い職業です。これが、レストランなどの店舗に勤務して調理を担当し、お客さまに料理をふるまう料理人や調理師とは大きく異なるところでしょう。専門学校の講師になる人、企業と契約してレシピ開発に携わる人などもいます。テレビの出演、本の執筆や雑誌・新聞の連載など、華やかな印象が強い料理研究家の仕事ですが、そのレベルに至るのは一握りという実力主義の世界になります。長い下積みや地道な努力を重ねながら、自分の理想の働き方を目指す覚悟が必要です。
一般企業/出版関連制作プロダクション/スクール/飲食店
POINT

料理研究家のズバリ!将来性は?

料理研究家は、年々注目度・人気ともに高まりつつある職業です。その大きな要因としては、一般人がオリジナルレシピを広く公開できるブログの普及や、レシピ共有サービスの利用者増加などが挙げられます。例えば、自身のブログやSNSでレシピを発信するなかで人気が高まり、料理研究家としてのキャリアが始まったという人もいます。少し前まで専業主婦だった人が、ちょっとしたきっかけで料理研究家として注目を浴びるようになるなど、料理が好きな人にとってあこがれのシンデレラストーリーが現実になる世界でもあるのです。レシピサイトもこれまで文字中心だったものが動画中心になるなど進化を続けているので、そういった変化に対応していくのもこれからの料理研究家に求められることかもしれません。
REPORT

料理研究家の先輩・内定者の話を聞いてみよう

料理研究家について
もっと詳しく調べてみよう

PROFILE

今回話を聞いたのは
料理研究家の西岡麻央さん、高窪美穂子さん

西岡麻央さんのプロフィール

料理研究家。

高窪美穂子さんのプロフィール

Photo

料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。(2020年8月取材当時)

COLUMN

料理研究家の1日のスケジュール

料理研究家は、扱う料理のジャンルや働く場所などにさまざまなパターンがあり、どのようなワークスタイルをとるかによって、1日のスケジュールも異なってきます。今回は家庭料理を中心に活動し、自宅で料理教室を開催している料理研究家のスケジュールをご紹介。レッスンがある日とない日でどう働き方が変わるのか見てみましょう。
COLUMN

料理研究家の1年目はどうだった?

料理研究家になるには、いくつかのルートが考えられますが、いずれにしても特別な資格は必要ありません。では、実際に料理研究家として活動をスタートした場合、1年めはどのような過ごし方をするのでしょうか。いくつかのケースを見ていきましょう。
COLUMN

料理研究家の持ち物を見せて!

料理研究家は、自宅やスタジオのキッチンに道具を揃えているもの。ただ仕事の内容によっては、いつものキッチン以外で料理を披露することもあるようです。そのときは何を持ち歩いているのでしょうか。気になるカバンの中身を見せてもらいました。
COLUMN

料理研究家の歴史を知ろう

料理研究家という職種は、どのような歴史をたどって今に至っているのでしょうか。毎日、当たり前のように食べている料理を扱う仕事ですので、その歴史も時代のニーズに合わせて歩み、仕事内容も変化してきているようです。過去から現在に至る、大まかな流れを確認していきます。
COLUMN

料理研究家に会いに行こう

料理研究家になりたいと思ったとき、まずは実際その職種に就き、活躍している人から話を聞きたいと思いませんか。では、どこに行けば料理研究家に会えるのでしょうか。料理教室に参加する方法もありますが、ゆっくり話を聞ける時間は少ないかもしれません。いくつか方法を探っていきましょう。
COLUMN

料理研究家のキャリアパス

料理研究家になったら、どのような未来が待っているのでしょうか。自宅やキッチンスタジオでの料理教室の主宰や、企業や団体から外部講師として依頼を受けて料理講座を担当、さらにカルチャースクールでの講師、メディアでの連載など、多くの可能性があるキャリアアップの道筋を見ていきます。
COLUMN

料理研究家の20年後、30年後はどうなる?

最近よく聞く、AI(人工知能)の台頭で将来なくなると予想されている仕事がありますが、料理研究家はどうなっていくのでしょうか。生きていくうえで食べることが欠かせない以上、この先も料理研究家という仕事がなくなることはないとも考えられますが、未来の活躍のビジョンを考えてみましょう。
COLUMN

料理研究家になるために今から役立つ経験

料理研究家という仕事を目指すには、家庭科に力を入れることをイメージするかもしれませんが、それ以外に学校の勉強や取り組みで役に立つものはあるのでしょうか。どのような勉強や経験をしていると、将来料理研究家として活動していくときに役立つのか見ていきます。
COLUMN

料理研究家になるための勉強時間・やり方

料理研究家という職業は、特別な資格や試験は必要ありませんが、食にかかわる仕事であるだけに、最低限知っておくべき知識や技術があります。どのような勉強が必要なのでしょう。高校生のときに経験しておくといいことも併せて紹介します。
COLUMN

料理研究家の楽しいことと大変なこと

料理研究家ならではの楽しいことや、大変なことには、いったいどのようなことがあるのでしょうか。料理教室やテレビなどで見かける料理研究家は、笑顔で楽しそうに働いているように見えますが、その裏側ではどのようなことを感じているのかなど、現役の料理研究家の体験をもとに見ていきましょう。

料理研究家に関連する学問

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