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大工の20年後、30年後はどうなる?

大工の20年後、30年後はどうなる?

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大工の仕事も今はすっかり様変わりして、現場で木を切ったり、鉋(かんな)で削ったりすることは少なく、組み立て作業が中心といわれています。

個性を生かした意匠性の高いものを造る

注文住宅ともなると大工の腕に頼ることになりますが、住宅メーカーが販売する戸建て住宅はプレハブといって、柱や梁を工場で規格品として仕上げ、それを現場で組み立てるだけという工法が主流となっています。現場で材料を切ったり、削ったりする手間がない分、工期が早く、建築費が安く抑えられるというメリットがあります。このままでは大工の将来は明るくないのではと心配にもなります。
しかし、世の中は一点のものにお金をかけるという考え方も広まっていて、意匠にこったデザインや、こだわりの造り、あるいは健康志向から自然の材料を希望する人も少なくありません。実際、そういった住宅を紹介するテレビ番組が人気になっています。そこで必要となるのは、お客さまの希望する住宅をいかに忠実に形にできるか、つまり腕です。その力を養うには現場で経験を重ねることが一番といいます。さらにいいものをたくさん見るという日頃の勉強も大事です。さらに、お客さまという相手あっての仕事ですから、その要望をくみ取るコミュニケーション能力もしっかり養っておきたいところです。

リフォーム市場も見逃せない

昨今、家を建て替えず、リフォームするニーズが増えているといいます。リフォーム工事は、現在ある家屋の間取りや設備などをできるだけ生かし、材料なども再利用するという工事が主流となっています。こうした現場ではプレハブではなく、オーダーメードとなるケースが多くなります。現場に合わせた寸法で材料を切ったり、削ったりするという工事になりますので、大工の本領が発揮できる現場といえます。
さらに、中古の集合住宅の改修工事も、お客さまの希望を取り入れるケースが多く、現場でものづくりをするという大工仕事が中心になるようです。個性を明確に打ち出す時代、大工の将来は明るそうです。

2024年9月更新

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