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メイクアップアーティストにはどんな先輩がいるの?

メイクアップアーティストにはどんな先輩がいるの?

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日本人の中からも世界的に有名なメイクアップアーティストとして活躍している人がたくさんいます。ハリウッドに渡って実力を発揮し、高く評価される先輩アーティストを紹介します。

ヘアメイク業界のパイオニア「植村 秀」

国内外に数多くの愛用者を持つ化粧品ブランド「シュウ ウエムラ」の創設者として知られます。1950年代にハリウッドへ渡り、メイクアップアーティストとしての活動を開始。『My geisha(マイゲイシャ)』で主演女優シャーリー・マクレーンを日本人の芸者顔に仕立てるという高度なテクニックが絶賛されました。この作品をきっかけに、ハリウッド女優から次々と指名を受けるようになり、メイクアップアーティストとしての地位を確立。1965年には日本初となるハリウッド式のメイクアップアトリエを開設し、若手の育成に努めました。1967年には「シュウ ウエムラ化粧品」の前身となる「ジャパン・メイクアップ」を設立。1980年代には海外進出を果たし、現在はアジア・欧米諸国に店舗を展開。2007年に79歳で亡くなった後も、「シュウ ウエムラ」は独創的なメイクアップや海洋深層水を生かしたスキンケア製品などを提供し、世界的に高い評価を得ています。

アカデミー賞候補の特殊メイクアーティスト「辻 一弘」

世界で最も知られる日本人特殊メイクアーティストです。子どものころに見たSF映画に影響をされて、高校生になると独学で特殊メイクを勉強。高校卒業後に国内のメイクスタジオに所属して約30作品を手掛けた後、27歳のときに渡米。ハリウッドで数々の映画作品を手掛けていきます。2006年『もしも昨日が選べたら』、2007年『マッド・ファット・ワイフ』、2017年『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』がアカデミー賞、メイク・ヘアスタイリング賞にノミネートされています。「魔法使いのようだ」と評されるほどのリアリティあふれる特殊メイク技術を生かし、近年では著名人そっくりの彫刻作品を制作するなど、芸術家としても活動の幅を広げています。

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