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臨床工学技士のズバリ!将来性は?

臨床工学技士のズバリ!将来性は?

臨床工学技士は、医療系の専門職(国家資格者)のなかでも比較的歴史が浅い職種です。医療技術の進歩に呼応して、高度化・複雑化する医療機器の操作や安全に作動させる保守点検など、臨床工学技士の需要は高まる一方で、最近では、大きな病院やクリニックはもちろん、これまで採用のなかった中小の個人病院でも、臨床工学技士を雇うケースが増えています。医療機器を扱う専門職としての認知度やその役割は急ピッチで上昇中です。現在、まだまだ人材は不足しているので、将来的にもニーズは伸びていくと見られています。

高度化する医療機器への対応

最近の手術は内視鏡によるものが非常に多く、癌の切除に最新の手術支援ロボット(ダ・ヴィンチ)を用いるなど、臨床工学技士の助けが不可欠となる高度な手術が少なくありません。最先端の医療機器への知識をもって医療現場で活躍する臨床工学技士は、臨床と機器のプロとしてチーム医療に欠かせない存在になっています。

コンピュータ画像を扱う

最近、臨床工学技士の仕事として注目されている業務のひとつに、アブレーション治療があります。これは、頻脈性不整脈(脈が速くなる不整脈)を治すため、心臓にカテーテルを挿入して患部を焼き切る処置を行うのですが、この患部の特定に臨床工学技士の力が欠かせません。まず、特殊な電極を使った心電図を解析して、コンピュータの画面上に患部を特定した心臓の3D画像を表示させます。これによって、医師は実際には見えない患部を治療することができるのです。このように、治療の進化とともに臨床工学技士の業務は広がっています。

人材不足とスキルアップ

比較的新しい資格で、医療現場ではまだまだ臨床工学技士の人材は足りていないといわれています。また資格者個々の能力にも差が大きく、より高度で最新の医療機器にきちんと対応できる人材が求められています。こうしたスペシャリストへの要請から、さらなるステップアップとして、公益社団法人 日本臨床工学技士会が認定する「臨床工学認定制度」をはじめ、各学会が認定する多くの認定資格が用意されています。より高い専門知識と技術をもってスキルアップすることも可能です。

医療事故との関係

最近は「医療事故」が大きな社会問題として取り上げられています。患者さんの命にかかわることであり、「医療行為としては絶対にあってはならない」ことで、こうしたことをいかになくすかが、医療現場の課題になっています。医療事故を引き起こす要因はさまざまですが、医療機器や設備、あるいはシステムの不具合が医療事故につながるケースもあります。かつては、医師や看護師が医療機器を扱うことがよくありましたが、「人工透析装置」や「人工心肺装置」などの生命維持装置や高度化する最新医療機器は、専門知識をもった臨床工学技士による正しい操作や安全に使用するための保守点検が欠かせないとの認識が常識となっています。医療事故を未然に防ぎ、医療機器を安全に使うために臨床工学技士の存在が重要視されています。

取材協力
公益社団法人 日本臨床工学技士会

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