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フードコーディネーターのキャリアパス

フードコーディネーターのキャリアパス

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フードコーディネーターの働き方は、独立して活動する働き方(フリーランス)と、会社に所属する働き方の2パターンに大きく分けることができます。キャリアの積み方が異なるため、自分がどんなフードコーディネーターになりたいのかイメージしておくことが大切です。それぞれどのようにキャリアを展開していくのか詳しく見ていきましょう。

アシスタントからスタート ~フードコーディネーターとして独立する場合~

アシスタントからスタート ~フードコーディネーターとして独立する場合~

フードコーディネーターというと、テレビの料理番組に出演したり、料理本を出版したりするようなイメージがあるでしょう。私たちがその活躍を目にすることのできるフードコーディネーターの多くは、独立してフリーランスとして活動しています。
資格を取得したとしても、最初から華々しく活躍できるわけではありません。多くの場合は、独立しているフードコーディネーターに師事して、アシスタントからキャリアをスタートさせます。1年めのアシスタントは、まず料理に添えるキャベツの千切りなどの、“添え物”と呼ばれる野菜の準備を任されます。常に時間に追われる料理の撮影現場では「早く」「正確に」野菜をカットできるスキルはとても重要です。
アシスタントは先輩の仕事に付いていき、業務内容を間近で見て覚え、少しずつ大事な仕事を任せてもらえるようになっていきます。
個人差はありますが、2~3年のアシスタント経験を積んだのち、一人前のフードコーディネーターとして独立することが多いようです。その際、まずは師事していた先輩から取引先を紹介してもらい、少しずつ仕事の幅を広げていきます。

スキルを生かして食品の仕事に携わる ~会社員フードコーディネーターの場合~

フードコーディネーターのなかには、会社員として企業に勤務している人もいます。就職先としては、食品メーカー、スーパーなどの小売店、レストランなど、食品業界の企業です。
私は大学卒業と当時に「フードコーディネーター資格認定試験」の3級を取得し、食品を専門に扱う商社に入社しました。営業職として採用されたので、1年めは研修からスタートし、その後スーパーと取引を行う部門に配属されました。その際に意識したのは、“フードコーディネーターとしての強み”です。例えば、お弁当の開発を担当するときには「付け合わせの野菜の味付けをハーブに変更し、緑色を差し込むことで彩りの良いメニューに変更しましょう」と提案しました。仕事の内容はみんな同じでも、自分が持っている知識を最大限に生かしてキャリアを積んでいきました。
会社員として働く場合、一人のフードコーディネーターとして有名になることは難しいかもしれませんが、昇進や給与の面で安定感のあることがメリットと言えます。

枠組みにとらわれず自分らしく働ける

私は大学でフードコーディネーターの資格を取得したのち、食品商社で数年間勤務して会社を辞め、フリーランスのフードコーディネーターとして活動を開始しました。さらに海外の企業で日本食関係の仕事に1年間従事し、帰国後は起業して社長業をこなしながら、自らもフードコーディネーターとして活動しています。スキルを生かして自分らしく働くことができるのも、フードコーディネーターの魅力の一つです。
資格があれば誰でも活躍できるといった甘い世界ではありませんが「食にかかわる仕事がしたい」「食を通して誰かを幸せにしたい」「食で表現したい世界観がある」といった方にはぴったりの仕事かもしれません。

取材協力

倉田 沙也加(フードコーディネーター)

大手食品商社にて2年勤務後独立し「大切な人を大事にするための料理」をモットーに活動。真似しやすく簡単な家庭料理のレシピ制作を得意とする。料理番組出演、料理動画サービスレシピ制作・撮影、料理記事の執筆や講師など多岐にわたり活躍。現在は、(合)HITOOMOI代表として活動中。

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