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料理研究家という職種は、どのような歴史をたどって今に至っているのでしょうか。毎日、当たり前のように食べている料理を扱う仕事ですので、その歴史も時代のニーズに合わせて歩み、仕事内容も変化してきているようです。過去から現在に至る、大まかな流れを確認していきます。
料理研究家は明治時代に誕生
料理研究家が誕生したのは明治時代だと言われています。家事や育児をこなす忙しい毎日を送りながら、新しい料理への好奇心にあふれていた当時の女性たちのなかには、「流行の味を気軽に食べに行けないなら自分で作って食べよう」という人がしだいに増えていきました。女性向け初の料理教室が開設されたのもこの時期です。
同じころには主婦雑誌も創刊され、さまざまな料理情報が発信されていきました。当時の料理研究家は、日本向けに改良したライスカレーやコロッケなど、主に洋食の作り方を教えていたそうです。
その後、戦争が終わってテレビが生活のなかに登場すると、料理番組が放送されるようになります。料理番組は、毎日の献立に悩む主婦たちから特に人気を集めていました。
この時代に活躍した料理研究家は、江上トミさん、飯田深雪さんなど多くがセレブリティな生い立ちであることが特徴です。ビーフシチューなど「憧れ」よりのレシピが多く教えられていました。
あこがれから日常へ。料理研究家へのニーズは時代とともに変遷
料理研究家に求められるものは、いつの時代も、そのときのニーズに合わせて変わります。
例えば1980年代に入ると、仕事をしながら家事もこなす既婚女性が増えたことで、それまでのセレブリティな料理研究家による本格的な料理レシピから、家庭料理へとシフトしていったことも、その一環と言えます。
そうした大きな流れに一役買ったのが小林カツ代さんです。自分のことを「家庭料理を研究するプロ」と掲げて、それまでの料理の常識では考えられないような調理法、いわゆる「時短料理」を実践し、有名となります。
さらに1990年代には、栗原はるみさんが活躍をはじめました。小林さんと栗原さんの二人は、料理を簡単に作る方法を発信することで、より充実した家庭料理を提案し、主婦層を中心に仕事をもつ男女から支持を集めました。
時代とともに、「憧れ」から「日常」を重視するように変わってきた料理研究家ですが、もちろん日常では味わえない料理を作りたいという人も多く、今の料理教室は非常に多様化しています。
料理は誰もができることで、生きていくには欠かせないものの一つです。人々が今どのような料理を作りたがっているのか、時代のニーズを読み解いていくことが、料理研究家として活躍するには重要なのかもしれません。
高窪美穂子
料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。
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