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ニホンダイガク

日本大学 理工学部 物質応用化学科

定員数:
200人 (2024年度)

「環境」「材料」「生命」をキーワードに、地球環境、新素材、生体物質などについて基礎から最先端まで幅広く学びます

学べる学問
  • 化学

    物質の構造や性質などを実験を通して研究していく

    物質の構造や性質、また、物質間の変化や反応を、実験を多用して追究していく学問。その実験結果を応用して、実用化する分野もある。

  • 生物学

    生き物の行動や生態から、そのメカニズムを探る

    研究の対象は、生きとし生きるもの全て。それらを観察・分析することで一定の法則を見つけ出すだけでなく、DNAや脳のメカニズムなど、ミクロの世界にも迫る学問。

  • 環境科学

    科学技術によって環境問題解決を目指す

    環境科学とは、工学、化学、経済や法といったあらゆる観点から環境を検討し、快適で持続可能な社会の構築を目指してさまざまな問題の解決に取り組む学問です。「環境」とは、地球や自然そのものだけでなく、社会や都市環境など、私たちを取り巻くあらゆる環境を指します。したがって、学校によって、ある程度専門分野がしぼられているところと、幅広く環境科学について学ぶところとに分かれます。まずは環境科学の概要をつかみ、フィールドワークなどもしながら、実践的に研究手法を学び、環境に関する知識を養っていきます。

  • エネルギー・資源工学

    エネルギーを効率的に利用するための技術や新エネルギーの開発・研究

    従来からある化石燃料(石油や天然ガスなど)を、実験、実習を多用して研究し、原子力発電の改良、新エネルギーの開発などに役立てる学問。

  • 応用化学

    化学を用いて、我々の生活をよりよくしていくための研究をする

    化学を用いて、我々の生活をよりよくしていく方法を追及する学問。新しい素材の開発や、医薬品の開発まで、その範囲は多岐にわたる。

  • 材料工学

    現代社会が求める新機能をもつ材料を開発

    材料工学とは、新たな材料を生み出すことや、それらを活用するための技術を開発・研究する学問です。「そのままでは有効活用が難しい」とされている物質でも、加工することによって利用価値の高い「材料」にできます。まず、化学、物理、数学といった科目と、材料工学の基礎を学びます。ここで物質の特性をしっかりと理解し、次のステップとして、現在使われている材料について、実験も交えて身につけていきます。金属、無機、有機材料について横断的に学ぶことで理解を深め、専門的な学びや研究へと進んでいきます。

目指せる仕事
  • 化学技術者・研究者

    プラスチックや化学繊維、合成ゴムなどの化学製品を、製品開発したり、製造技術の開発などを行う。

    プラスチックや化学繊維、合成ゴムなどの化学製品に関して、新しい製品を開発したりするのが、民間企業(化学メーカーなど)にいる化学研究者。一方、国や学校などの研究所で活躍する化学研究者は、直接すぐに製品になるものというよりも、ある化学薬品の試薬を発見する研究だったり、特定の動きをする化学物質の研究だったりと、基礎的な研究になりがち。また、これらの化学研究を行うために必要な設備技術や化学製品を作成するための技術開発などの研究を行う研究者もいる。

  • バイオ技術者・研究者

    生命現象を解き明かし産業に活かす

    化学メーカーや医薬品メーカー、食品・化粧品メーカーなどバイオの研究を行う企業は多い。ウイルス、細菌、カビなどの微生物から大型の動植物、人類まで、生物に関する現象を研究し、医療や保健衛生の分野や食料生産・環境保全といった問題の解決に貢献できるような製品を作り出す。そのための基礎研究に従事する人もいる。

  • 環境保全エンジニア

    公害防止や環境保全に関わる

    自然環境の保全に関わる。メーカーなどで公害を防ぐ機器などの設計、製作、メンテナンスを担当する仕事と、大気汚染、騒音、水質汚濁などの数値を計測したり、調査・分析する仕事に大別できる。

  • 環境分析技術者

    環境汚染物質などの測定・分析をする

    例えば大気中の二酸化炭素の濃度、水質汚濁が生態系に与える影響、ダイオキシンによる地質汚染などを野外で計測・調査し、環境破壊や、環境汚染が実際にどのように進行しているかを調べる。また、専門知識を持って、結果を参考に分析や研究を行う。

  • 中学校教諭

    専門教科を教えるとともに心のケアも

    小学校と違い、免許のある単一教科を教えるので深い専門知識が必要となる。また、中学時代は、子供から大人にかわる過渡期で、不安定になる生徒も多いので、適切な指導をしていかなくてはならない。人間としての幅広い教養や対応力が求められる。

  • 高校教諭

    自分の専攻の知識を生かしてより専門分野を深く教える

    公立・私立の高等学校で、自分の持っている免許状の担当教科を教え、生徒の部活動や生活・進路指導を行う。また、学校運営の事務も行う。小学校・中学校よりも一般的に授業時間が少ないので、専門分野の勉強に打ち込める時間も取りやすい面もある。

  • 製薬開発技術者・研究者

    製薬会社や化粧品会社などの研究機関、大学の研究室などで製薬に関する研究や製造技術の開発・研究を行う。

    製薬開発技術者は、主に製薬会社や化粧品会社などで製品の開発のための企画立案や計画を立てて製品化を実現したり、品質検査や製造工程のチェック・指導など、製造に関する技術指導・管理などを行う。製薬開発研究者は、企業をはじめとした各種研究機関や大学の研究室などで、新薬の開発のほか、素材や化学物質の基礎研究、新薬開発のための製造技術の開発・研究など、それぞれの専門分野をもとに、「製薬」に関わる新しい研究を行う。高度な専門知識を必要とするため、多くは大学院で専門の研究を経て研究者となるのが一般的。

  • 医薬情報担当者(MR)

    医師に薬品の情報を提供する

    MRとはMedical Representativeの略で、製薬会社の営業販売をする人。医療機関に出入りし、メーカーを代表して医師らに医薬品の情報を提供したり、情報を収集する仕事。また、各研究機関への委託研究の連絡や研究発表、シンポジウムを手伝うこともある。

  • 食品技術者・研究者

    食材や食品、生産設備など、「食」に関するさまざまな技術・知識を追究する

    食品会社などで、新しい食品の開発をしたり、食品の生産・管理を行ったりするのが食品技術者。製造工程のチェックや品質検査、衛生検査、現場の監督者への技術指導などの作業管理なども行う。食品研究者は、食品会社の研究所や大学、研究機関などで新しい食材や食品の研究などを行う。遺伝子組み換えなどバイオ技術を活用した新しい食材の研究開発をはじめ、製造技術そのものの研究など、「食」に関わる様々な分野を専門的に追究する。栄養、食品、工業、化学、農業、水産業など、さまざまな分野からのアプローチが可能だ。

初年度納入金:2024年度納入金 173万円  (諸会費等別途)

日本大学 理工学部 物質応用化学科の学科の特長

理工学部 物質応用化学科の学ぶ内容

化学技術だけでなく、地球環境問題や新素材、生命のしくみなどについても深く学びます
20世紀が消費型社会なら、21世紀は循環型社会。それはまさに物質応用化学科で学ぶ化学技術が活躍するフィールドです。自然と調和する化学を目指し、物質生産の化学技術ばかりでなく、新素材・新エネルギーや生命体がつくりだす物質、また生命体をモデルにした新しい機能性物質についても学ぶことができます。

理工学部 物質応用化学科のカリキュラム

基礎科目と実験を重視。環境、材料、生命をはじめとする多彩な発展科目
広い視野に立ち、次世代を担える優秀な人材を養成することが目標。そのために基礎科目を重視し、その上に環境、材料、生命に関する発展科目を学ぶことができるカリキュラムです。専門知識の修得はもちろん、実験も多く実践的に学べるのが特長。また、コミュニケーション力の養成にも取り組むユニークな学科です。

理工学部 物質応用化学科の先生

  • point こんな先生・教授から学べます

    50年の伝統と実績で、“この分野のNo.1を目指す”

    物質応用化学科は2018年に創設80周年を迎えた伝統のある学科。小嶋先生が指導する研究室は50年以上無機材料の研究を行っており、その間に積み上げてきた知見は、産業界でも高く評価されています。小嶋先生は“この分野のNo.1を目指す”という気概をもって学習研究に取り組み、後進の育成に…

    日本大学の先生

理工学部 物質応用化学科の研究テーマ

リサイクル、環境、エネルギー、新材料、生体物質などに取り組む研究
CO2の利用や削減技術の開発、廃プラスチック、無機建材などのリサイクルや、石油の代替エネルギーに関する研究、バイオマテリアルや高性能ポリマーなど新材料の開発、生体物質の機能の解明などが研究のテーマ。また、ナノサイエンスやバイオミメティックスなど、幅広いテーマに学科を挙げて取り組んでいます。

理工学部 物質応用化学科の研究室

環境、高分子、微生物、リサイクルなどを研究している研究室も
持続可能な社会構築のための技術を開発している研究室、環境汚染化学物質について調べている研究室、機能性高分子材料や生分解性プラスチックを創製している研究室、超臨界流体の高度利用や、新しい合成反応の開発、蛍光材料、また微生物の培養、タンパク質やアミノ酸の機能について研究している研究室などがあります。

理工学部 物質応用化学科の卒業後

就職先は化学工業などの製造業や化学製品の卸・小売業など。大学院進学者も多くいます
就職先としては、化学工業などの製造業が最も多く、化学物質や製品などの卸・小売業がそれに続きます。そのほかは情報通信業、公務員、商業、教員関係、自営業、金融・保険業などがあります。また、全卒業生の3割以上が大学院へ進学しています。

理工学部 物質応用化学科の施設・設備

世界的レベルを誇る充実した研究施設と設備
研究施設・設備は、最先端の技術を学べる世界的レベル。走査型電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、飛行時間型質量分析装置、共焦点レーザー顕微鏡、フーリエ変換核磁気共鳴装置など先端の分析機器を数多く有しています。これらは学生の研究活動のために開放し、研究を通じた実践的な教育を展開しています。

日本大学 理工学部 物質応用化学科の学べる学問

日本大学 理工学部 物質応用化学科の目指せる仕事

日本大学 理工学部 物質応用化学科の資格 

理工学部 物質応用化学科の取得できる資格

  • 毒物劇物取扱責任者<国> 、
  • 学芸員<国> (学芸員課程を履修) 、
  • 中学校教諭免許状【理科】<国> (1種/教職課程を履修) 、
  • 中学校教諭免許状【技術】<国> (1種/教職課程を履修) 、
  • 高等学校教諭免許状【理科】<国> (1種/教職課程を履修) 、
  • 高等学校教諭免許状【工業】<国> (1種/教職課程を履修)

医療機器製造業責任技術者<国>
医薬部外品製造業責任技術者<国>
化粧品製造(輸入販売)業責任技術者<国>

理工学部 物質応用化学科の受験資格が得られる資格

  • 危険物取扱者<国> (甲種) 、
  • 作業環境測定士<国> (1年以上の実務経験) 、
  • 消防設備士<国> (甲種)

安全管理者(2年以上の実務経験)

理工学部 物質応用化学科の目標とする資格

    • 技術士<国>

日本大学 理工学部 物質応用化学科の就職率・卒業後の進路 

理工学部 物質応用化学科の主な就職先/内定先

    エスケー化研、京セラ、住友大阪セメント、積水ハウス、セントラル硝子、TDK、TOPPAN、日本ロレアル、富士ソフト、不二家、ユニ・チャーム、横浜ゴム、吉野石膏 ほか

※ 2023年3月卒業生実績

日本大学 理工学部 物質応用化学科の入試・出願

日本大学 理工学部 物質応用化学科の問い合わせ先・所在地・アクセス

〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 日本大学理工学部 入試事務室
TEL 03-3259-0578
cst.nyushi@nihon-u.ac.jp

所在地 アクセス 地図・路線案内
理工学部 駿河台キャンパス : 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅から徒歩 3~5分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅から徒歩 2分
都営地下鉄新宿線「小川町」駅から徒歩 7分

地図

 

路線案内


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