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かっこいい仕事のイメージがあるパイロットですが、その一方でストレスを伴う激務であることもよく知られています。そこでパイロットに仕事のやりがいと大変さについて聞きました。
パイロットのやりがい
まずは、美しい景色に出会える仕事というのを挙げるパイロットが少なくありません。一般的に旅客機が飛ぶ高度は9000~12000メートル。海、山、平野などが俯瞰して見え、自分たちが普段暮らしているところが、どんな地形をしているのかよく分かります。春には木々が芽を吹き、花が咲く。夏になると深い緑が目に優しく輝き、秋には紅葉、冬に白銀の世界と、季節の醍醐味が日々堪能できるのはこの職業ならではのこと。雲が織りなす幻想的な光景、雄大な朝焼けや夕焼けは、何度遭遇しても心震わす感動があるそうです。
世界中いろいろな土地に行けるというのも、この仕事の魅力でしょう。国際線の長時間のフライトとなると、現地に1、2日ステイした後に復路のフライトとなりますから、その間は、観光したりおいしいものを食べたりといった楽しみがあります。
オンとオフがはっきりしているところを魅力にあげる人もいました。多くの人命を預かっているだけにフライト前、フライト中の緊張感は想像以上に違いありません。それだけに、勤務が終わった後の開放感は格別だといいます。
また、同乗するパイロットや客室乗務員は、その都度その都度、違うメンバーに入れ替わるそうです。つまり、一回一回のフライトは一期一会。毎回、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるところも魅力だといいます。
パイロットの大変さ
大変さという点では、まずはパイロットになるまでの険しい道のりです。何年も訓練を重ね試験をクリアし、専門的な知識や技術を身につけた人だけが携われる仕事です。副操縦士になるには最低でも5年、機長になるためにはさらに10年はかかるといわれています。
「人の命を預かる仕事」だけに、責任も重大です。パイロットはさまざまな緊急事態を想定して厳しい訓練を重ねていますが、常に冷静で的確な判断を下せるよう精神的・肉体的な健康を維持しておかなければなりません。そうした健康状態をチェックするために、年に1~2回の身体検査があります。業務を遂行するにあたって充分な健康状態にあるかをチェックするもので、通常の身体検査よりはるかに項目が多いパイロット専用の身体検査です。この検査をクリアできないと、パイロットとしての仕事が続けられなくなる可能性もあるので、人一倍、体調管理には人一倍、気を遣う仕事といっていいでしょう。
資格を維持するためにも定期的な訓練や試験があり、それらをクリアしなければなりません。また、航空ライセンスは、機体ごとに設けられているため、新しい機体を操縦するためには、新しい訓練や試験が課されます。パイロットの技術を維持するためにも常に勉強を続けていかなければならない仕事でもあるのです。
パイロットになるには?
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工学部 航空宇宙学科 航空操縦学専攻
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航空学科 大学コース 航空専攻
操縦科
航空・マネジメント学群 航空・マネジメント学類 フライト・オペレーションコース(旧名称)