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ケースワーカー

社会生活を送るうえで困っている人を援助する

ケースワーカーは、社会生活を送るうえで困っている人を援助する仕事です。まず、障がい者や児童、高齢者など、福祉サービスを必要とする人たちの相談に応じ、何が問題なのか、どのような支援が必要なのかを把握します。その後、必要と判断した援助を行うためのプログラムを計画・立案し、福祉施設、病院、保健所といった関係機関との連絡・調整を行います。主な勤務先は、地方自治体が管轄する福祉事務所や児童相談所などです。福祉事務所などで公務員として働く場合は、地方公務員試験に合格する必要があります。(2026年8月更新)

ケースワーカーになるには

福祉事務所などでケースワーカーとして働くためには、社会福祉主事任用資格(特定の職務に任命されて効力を発揮する)を取得する必要があります。この資格を取得し、さらに各自治体が実施する地方公務員試験に合格すると、ケースワーカーとして採用される可能性が高まります。都道府県や政令指定都市、特別区は、福祉職もしくは社会福祉区分を設けて公務員試験を実施しています。ケースワーカーを志望して社会福祉関係の区分で採用された人の多くは、社会福祉主事として福祉事務所に配属されるケースが多いようです。(出典:『ページ9:社会福祉主事任用資格の取得方法』(厚生労働省))
POINT

ケースワーカーの学校の選び方

ケースワーカーの仕事を希望する人は、厚生労働省が指定する科目を設置している大学・短大を選択することが必要です。こうした学校で、社会福祉に関する科目を3科目以上履修して卒業すると、社会福祉主事任用資格を取得できます。また、厚生労働大臣の指定する養成機関または講習会の課程を修了しても社会福祉主事任用資格を取得できますが、社会福祉事業に従事していない人は受け入れていないので注意しましょう。(出典:『ページ9:社会福祉主事任用資格の取得方法』(厚生労働省))
POINT

ケースワーカーに求められる人物は?適性を知る

ケースワーカーの仕事は、悩んでいたり困っていたりする人の話を聞くことからスタートするため、相談者の話をよく聞き、その内容からどういう支援が必要なのかを冷静に判断する能力が求められます。そして、社会福祉に対する情熱があり、悩みや困難を抱える人の役に立ちたいという支援への意欲も必要です。困難に苦しんでいる相談者の悩みごとを解決するために、積極的に知識を求める向上心をもっていることも大切です。また、困難な状況でも冷静に対応できる精神的な強さもケースワーカーには必要です。
POINT

ケースワーカーの必要な試験と資格は?

社会福祉主事任用資格は、大学・短大の社会福祉学系学部、社会学系学部、教育学系学部などで社会福祉に関する科目を3科目以上履修して卒業する、あるいは厚生労働大臣指定の養成機関(専門学校や通信課程など)または講習会の課程を修了すると取得できます。地方自治体の福祉職として勤務するには、公務員試験に合格する必要があります。都道府県や政令指定都市、特別区などでは福祉職もしくは社会福祉区分を設けて試験を実施しています。そのほかに取得しておくと役立つ資格には、社会福祉士や精神保健福祉士などがあります。(出典:『ページ9:社会福祉主事任用資格の取得方法』(厚生労働省))
POINT

ケースワーカーを目指せる学校の学費
(初年度納入金)

大学
短大
初年度納入金
7万1500円
~
160万円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門
学校
初年度納入金
75万円
~
128万6176円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※ 記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
REPORT

ケースワーカーを目指す学生に聞いてみよう

ケースワーカーのやりがいを聞いてみよう

問題を抱えた人の相談に乗り、援助することで、その相談者が困難な状況から脱して安心して生活できるようになったとき、ケースワーカーは仕事に対する大きな達成感を味わうようです。ケースワーカーは、相談者との間に信頼関係を築くと、その後の援助方針を立てやすくなります。適切な援助のきっかけとなる信頼関係を築くことができたとき、ケースワーカーは仕事へのやりがいを実感し、また多忙な時間のなかで学んだ法律知識などを活用して相談者を援助できたときにも大きな充実感を味わうようです。

ケースワーカーの志望動機を教えて!

ケースワーカーを志望する人の多くが、人の役に立つ仕事に就きたいという思いをもっています。ボランティア体験を通じて、また身近な人がケースワーカーにお世話になったといったことなど、さまざまなきっかけで福祉に興味をもち、人の役に立つ仕事は何かを調べるなかで、ケースワーカーという仕事を知ったという人もいるようです。福祉職に就きたいという思いから福祉系の学校で学ぶうちに、ケースワーカーという職業を知り、目指すようになったという声も聞かれます。

ケースワーカーの仕事内容

ケースワーカーは、主に地方自治体の福祉事務所に勤務し、生活上の問題を抱えている人たちから相談を受ける「面接員」と、実際の援助に携わる「地区担当員」に分かれます。面接員は相談者がどんな問題を抱えているのか、どういった生活状況なのかをヒアリングして、援助が必要かどうかを判断します。援助が必要だと判断した場合は、必要な手続きを行い、地区担当員に引き継ぎます。地区担当員は、相談者の現状を詳しく調べたうえで、福祉事務所の職員や医療関係者などと連携しながら、具体的な援助方針を立案します。援助開始後も、相談者を定期的に訪問したり面談を行ったりして状況を確認し、必要に応じて援助内容を見直すなど継続的にサポートします。

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POINT

ケースワーカーの気になる?年収・給料・収入

福祉事務所などの公的機関に勤務するケースワーカーは地方公務員なので、各自治体の職員の収入とほぼ同額になります。2025年の全地方公共団体における一般行政職の平均給与月額は 41万3968円。この金額に、例えば東京都における夏・冬のボーナスを加えると、平均年収額は推定700万円程度となります。ケースワーカーという仕事の難しさを考慮して、特別手当をつけている自治体もあります。勤務1日あたり200円~400円としている場合が多く、一般職員と比べると年収が10万円ほどアップする計算です。(出典:『地方公務員給与実態調査(補充調査)、令和7年地方公務員給与実態調査』(e-Stat))、(『夏季の特別給の支給について』(東京都都庁総合ホームページ))
POINT

ケースワーカーの就職先・活躍できる場所は?

ケースワーカーの多くは地方自治体が設置している福祉事務所に勤務しています。ここでは、生活保護に関する相談業務のほか、援助内容の変更処理、訪問・面談記録、会計、書類作成などの事務作業も行います。病院に勤務するケースワーカーは、主に医療や介護に関する相談を受けています。そして専門的な知識をもった医師や介護士、ケアマネジャーなどと相談しながら、問題解決の適切な方法や利用できる福祉サービスなどについてアドバイスします。このほか、児童相談所、老人福祉施設、児童養護施設、精神保健福祉センターなどの公的機関でもケースワーカーが勤務しており、地域住民と接しながら対象者が抱える課題の解決に当たっています。なお、ケースワーカーという言葉の使い方にはあいまいな部分もあり、高齢者介護や社会福祉サービスなどを行う民間施設で社会福祉の相談に応じる人をケースワーカーと呼ぶこともあります。福祉事務所で働くケースワーカーの多くは公務員ですが、民間施設にも同じ名称で呼ばれる人がいることを覚えておくとよいでしょう。(出典:『福祉事務所』(厚生労働省))
市町村役所/児童相談所/児童福祉施設/障害児関連施設/障害者福祉施設/病院/福祉関連相談所/保健所/老人福祉施設
POINT

ケースワーカーのズバリ!将来性は?

超高齢社会の進展に伴い、高齢者をはじめ、生活上の課題を抱える人を支援するケースワーカーの重要性はますます高まると予想されます。また、近年は、生活保護の申請者のなかに制度を適切に利用できていないケースが大きな社会問題になっています。こうした問題の防波堤となるのがケースワーカーで、地域の福祉を支える大切な役割を担っています。不正受給問題をはじめとしてケースワーカーの仕事には困難も伴いますが、それらを乗り越えながら法律知識や適切な判断力、高いコミュニケーション力などを身につければ、部下を指導・監督する管理職員にステップアップもできます。(出典:『被保護者調査:調査の結果』(厚生労働省))

ケースワーカーについて
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PROFILE

今回話を聞いたのは
ケースワーカーの林伸一さん

林伸一さんのプロフィール

Photo

1992年4月に町田市役所へ入職、地域福祉部生活援護課に配属され、地区担当ケースワーカーとして働く。以後、2回の異動を挟みつつ、2020年4月で生活援護課での勤務経験は通算20年に達した。(取材協力・監修/2020年9月1日更新)

COLUMN

ケースワーカーの1日のスケジュール

ケースワーカーの1日のスケジュール
ケースワーカーは一般的に区役所や市役所に勤務し、家庭訪問により生活保護を利用している方の状況を把握したり、区役所や市役所へ生活保護の相談に来た方と面接したりします。ケースワーカーそれぞれが担当しているご家庭の状況に応じ働き方はさまざまです。そこで今回はとあるケースワーカーの1日について、家庭訪問がある場合と事務処理を行う場合の2パターン紹介します。
COLUMN

ケースワーカーの1年目はどうだった?

ケースワーカーは新人であっても大きな責任を担う仕事です。そのため、1年目であっても比較的早い段階で担当業務を任されることが一般的です。とはいえ、知識はもちろんのこと経験も必要とされるため、まずは十分にOJTを行い業務の把握をします。
COLUMN

ケースワーカーに会いに行こう

多くの場合、生活保護にかかわる仕事というとなかなかイメージがつかないこともあると思います。実際にケースワーカーに直接会って話を聞くためにはどこへ行けばよいのでしょうか。事前に連絡せずに区役所や市役所を訪問し、仕事内容について聞くことはできるのでしょうか。
COLUMN

ケースワーカーのキャリアパス

ケースワーカーのキャリアステップにはどのようなものがあるのでしょうか? 自治体によっては一般事務職として採用されたあとに福祉部門へ配属される場合があります。一部市区町村では「専門職」としてずっとケースワーカーとしてキャリアを重ねることもありますので、あらかじめ自分が入職を希望する市町村では「一般事務職」「専門職」どちらでの採用なのかを確認しておきましょう。
COLUMN

ケースワーカーの20年後、30年後はどうなる?

これから20年後、30年後のケースワーカーは一体どうなっていくのでしょうか。AI技術の発達がどのような影響を及ぼすのでしょうか。これからのケースワーカーの仕事について見てみましょう。
COLUMN

ケースワーカーになるために今から役立つ経験

ケースワーカーになるために、どのようなことが役立つのでしょうか。学校での勉強や取り組みでできることがあるとしたら、どのようなことでしょうか。興味がある分野を学んだり、アルバイトや部活動に取り組んだりすることはさまざまな経験値を増やしてくれます。役立つ勉強や取り組みを紹介しましょう。
COLUMN

ケースワーカーになるための勉強時間・やり方

福祉事務所などでケースワーカーとして勤務する場合は「社会福祉主事任用資格」が必要です。どのような勉強方法でどれだけの時間を確保するのがいいのでしょうか。さらに、ケースワーカーを目指す方が高校時代から学校の勉強や取り組みのなかでどのようなことを重視すべきかについても紹介していきます。
COLUMN

ケースワーカーと似ている仕事との違いは?

ケースワーカーと似ている仕事として、ソーシャルワーカー(医療ソーシャルワーカー、精神科ソーシャルワーカー〈精神保健福祉士〉、保健児童ソーシャルワーカー)があります。名前もイメージも似ているため混同しがちですが、一体何が違うのでしょうか。それぞれの仕事の違いについて具体的に説明していきます。
COLUMN

ケースワーカーが仕事をするときの心がけ

ケースワーカーの仕事は、一人ひとりの状況に応じた対応が求められるため、型にはめるのが難しい性質をもっています。業務を円滑に進めるためには実務経験が重要ですが、新人のころからでも心がけておくべきことはあります。それでは、どのようなことを心がけるべきなのでしょうか。
COLUMN

ケースワーカーの楽しいことと大変なこと

ケースワーカーは、多様で複雑な問題を抱えた支援を必要とするさまざまな人と接するため、緊張感や責任感を強く感じる場面が多くあります。そんななか、ケースワーカーの仕事が楽しいと感じるのはどのようなときでしょうか。また、特に大変だと思うのはどのようなときなのでしょうか。
ケースワーカー

ケースワーカー

児童の保護や福祉に携わる児童福祉司になるための資格

児童の保護や福祉について、児童や家庭からの相談に応じたり、必要な調査および適切な援助を提供する児童福祉司になることができるとして、厚生労働大臣が認定する資格。「任用の資格」が取得できるという意味であり、地方公務員試験に合格した後、児童相談所に配属されて初めて児童福祉司となる。

児童福祉司任用資格の就職先

地方公務員試験に合格し、児童相談所に職員として配属されれば、児童福祉司を名乗ることができる。

児童福祉司任用資格をとるには

児童福祉司任用資格の受験資格

大学で心理学、教育学、社会学を専攻して卒業するか、厚生労働大臣指定の講習会を修了することなどで取得できる。

児童福祉司任用資格の合格率・難易度

合格率
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ケースワーカーに関連する資格団体

各都道府県の児童福祉主管課
電話:-
URL:-

ケースワーカー を目指せる資格

ケースワーカーに関連する学問

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