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ケースワーカーに会いに行こう

ケースワーカーに会いに行こう

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多くの場合、生活保護にかかわる仕事というとなかなかイメージがつかないこともあると思います。実際にケースワーカーに直接会って話を聞くためにはどこへ行けば良いのでしょうか。いきなり区役所や市役所を訪問し、その仕事内容について聞くことは問題ないのでしょうか。

センシティブな情報を扱うケースワーカーにはなかなか会う機会がない

普段、なかなかケースワーカーに会って話を聞く機会はないと思います。区役所や市役所が開催するイベントなどでもケースワーカーが登壇することもほとんどありませんし、ケースワーカーが日々の業務中に住宅街などにいるのを私たちが見かけたとしてもパッとケースワーカーだとわかることはありません。それもそのはずで、ケースワーカーたちは自分たちがケースワーカーだとわからないように配慮しています。自分の所属する団体の名前が入った自動車を利用者の家の前に停めない、同じアパートに2世帯以上の利用者宅がある場合は続けざまに訪問しない、ドアをノックする際に大声で名乗らないなど、利用者のプライバシーには十分注意しています。これは、生活保護が極めてセンシティブな情報を扱うことにも起因します。利用者の方の中にも、近所の人に自分が生活保護を受給していることを隠しておきたい、知られたくないと考えている方が大勢いますから、具体的な仕事内容について話すということは、自分が担当している利用者の個人情報について触れてしまう可能性もあります。そのため、ケースワーカーは他職種に比べ、メディアやイベントなどで自分の仕事の話をすることが少ないと言えます。

ケースワーカーに話を聞きたい場合にはまず近くの区市町村に電話を

ケースワーカーの方に直接話を聞きたいという場合には、まず近くの区役所や市役所の生活保護を担当している部署に電話をしてみましょう。いきなり区役所や市役所に訪問してしまうと、対応することが難しい場合がほとんどです。必ず事前に電話で「自分は高校生で、将来はケースワーカーになりたいのですが実際にケースワーカーの方にお話を聞くことは可能でしょうか」もしくは「ケースワーカーの仕事内容に興味があるのですが」などと相談してみましょう。直接話をすることが可能であれば、アポイントメントをとった上で話をする時間を取ってくれることでしょう。
実際にケースワーカーに会って話を聞く際には、どのようなことが聞きたいのかをあらかじめメモなどにまとめておきましょう。もちろん、利用者の方のプライバシーにかかわる質問には、回答してもらうことは一切できません。

取材協力・監修

林伸一

1992年4月に町田市役所へ入職、地域福祉部生活援護課に配属され、地区担当ケースワーカーとして働く。以後、2回の異動を挟みつつ、2020年4月で生活援護課の在籍歴が丸20年を迎えた。

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