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歯科技工士の1年目はどうだった?

歯科技工士の1年目はどうだった?

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歯科技工士は2月中旬に行われる国家試験に合格すると、4月より歯科医院や歯科技工所で働き始めます。一人前になるまでにかなり長い年月を要すると言われている歯科技工士の1年めの過ごし方は、どのようなことをするのでしょうか。ここではとある歯科技工士の1年めの様子を見ていきましょう。

1年めは実際の患者の模型でスキルアップ

1年めは実際の患者の模型でスキルアップ

1年めは、まずその歯科技工所や歯科医院での仕事の流れや手順などを覚えることが大切です。
国家試験を取得してすぐの1年め歯科技工士には、まだ実際の患者の技工物を作成した経験がありません。そのため、主に模型作りをまかされることが多く、そこから少しずつスキルアップをしながらできることを増やしていくことがほとんどです。とはいえ、模型作りもとても重要な仕事です。その患者の口の中を正確に再現することができなければ、その患者にぴったり合った入れ歯や差し歯などを作ることができません。まずはとにかくたくさんの数をこなすことが求められます。
新人ですから、歯科技工所や歯科医院内の雑用や事務作業などもこなさなければならないこともあります。自分のスキルを向上するための時間をいかに捻出できるかもポイントとなります。
歯科技工士は一人前になるのに早くて5年、多くの場合は10年かかるといわれています。そのため、1年めはどうしても1つの模型を作るのに、かなり時間がかかってしまいます。私も納得のいくクオリティーのものを仕上げたり、先輩からのOKが出るまでに何度も残業をしました。最初は簡単なものしか任せてもらえませんが、できあがったものを先輩にチェックしてもらい、OKが出て認めてもらえるとだんだんセラミックなどの難しい作業も任せてもらえるようになります。

一人前を目指してめげない精神力が求められる

1年めは、とにかくたくさん数をこなして自分の腕をあげていかなければなりません。私の場合には、納品し終わった後に残った実際の患者の歯型を使用させてもらい、数パターンの入れ歯や差し歯を作る練習をさせてもらいました。
どうしても上手く作ることができなくて、何度も何度もやり直しをしました。上手くなるまでにはかなり長い時間を要しますので、途中で挫折してしまった同期もたくさんいます。修行をし続けることができる、めげない精神力は必要だと思います。
私も何度も1年めに歯科技工士を辞めたいと思ったことがありました。でも、父から「辞めるのはいつでもできるから、もうちょっと頑張ったら」と言われ、何度か持ちこたえた記憶があります。
つらいときには、とにかく数をこなして覚えることで自信に変えていきました。自己満足かもしれませんが、だんだん「自分でも上手くできた!」と思えるものが作れるようになります。さらに、歯科医師や患者からのフィードバックが返ってくると自分のスキルのチェックができます。
私の歯科技工所では、納品時に“評価表“を添えて納品します。すると、その技工物を装着した医師が評価表に「すごくぴったりだった」「患者がよろこんでいた」などと評価を記入して返してくれます。

取材協力

太田 亮太

G.G. Dental Laboratory 高校までテニス一筋で過ごす。大学進学の際にスポーツ推薦を得ていたが、入れる学部が限られていたため、将来を真剣に考えたときに、人と異なる仕事がしたいと思うようになる。その際に、たまたま知った歯科技工士という職業に興味を持ち、スポーツ推薦を辞退し、歯科技工士になる。

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