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薬剤師の1日のスケジュール

薬剤師の1日のスケジュール

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調剤薬局で接する薬剤師は、「処方箋を受け取って患者に薬を渡す」という仕事をしているイメージが強いかもしれません。確かに1日の中のメインの仕事は“接客”ですが、もちろんそれ以外にもいろいろなことをしています。例としてある調剤薬局での1日の仕事の流れを紹介します。

営業時間の大半が接客対応

営業時間の大半が接客対応

出勤したら、薬局内の掃除からスタート。薬局は清潔感が大事なので丁寧に行います。オープンした9時以降は、基本的に調剤業務と接客がメインになります。お昼は混み具合を見ながらのシフト制。患者が途切れた合間に、薬歴(薬剤服用履歴)の記録や薬の在庫確認、発注、補充業務などを進めます。また、老人ホームなどの大規模施設に納品する薬の調剤も患者の来局状況を確認しながら行います。閉店後にもう一度掃除をして終了です。
 基本的に薬歴は当日中に記録するため、営業時間内に終わらなかったぶんについては閉店後に作業します。

薬歴の記録は大事な業務

薬剤師は法律で患者の薬歴を記録することが義務付けられています。薬歴とは、患者の症状と処方した薬の種類、副作用やアレルギー反応の有無などを記録するもののこと。薬の相互作用や副作用のチェックとしてはもちろん、重複投与や過剰投与を未然に防ぐという意味でも重要な意味合いを持っています。
患者とコミュニケーションをとるなかで、たとえば数週間前に同じ症状で何らかの薬が処方されていたことが分かったとしましょう。そのようなときは薬歴を確認し、処方した薬局へ問い合わせて、今回どのように対応すべきか考える必要があります。「家に薬が残っているなら足りない分を渡す」「前回とは症状が少し異なっているなら相互作用を考えて調剤する」など、さまざまなパターンが考えられます。ほかにも、前回処方された薬による副作用の有無を確認し、より適切なものを提案することも仕事の一つです。

病院勤務はミーティングも多い

病院勤務の薬剤師は、入院患者への調剤や点滴薬の調合などを行うほか、患者の服薬相談や指導などの対応も。また医師や看護師などのスタッフと組んでチーム医療にかかわるため、ミーティングも多くなります。午前中はミーティング、午後からは患者対応、夕方から再度打合せ、という流れのイメージです。
 もちろん就職先に応じて具体的な仕事内容は変わりますが、ほとんどの場合は患者とコミュニケーションをとることがメインといえるでしょう。

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