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料理研究家という職業は、特別な資格や試験は必要ありませんが、食にかかわる仕事であるだけに、最低限知っておくべき知識や技術があります。どのような勉強が必要なのでしょう。高校生のときに経験しておくといいことも併せて紹介します。
料理の勉強は日々の暮らしのなかいつでもできる
料理研究家として必要な素養、なかでも食材を切ったり加熱したりといった調理技術に関しては、繰り返し練習することが上達のポイントです。
例えば、自宅で夕食作りの手伝いをするなど、常日頃から料理に触れる機会を増やしていくことで、自然と身についていくものも多いでしょう。
料理研究家を目指すのであれば、このようにできることからコツコツと経験値を積み重ねていくことが、きっと将来の役に立つはずです。
高校時代などは、家事の手伝いをすることを面倒に感じてしまうこともあるかもしれませんが、手伝いを続けることで料理スキルが自然に身につき、大学を終えるころにはひととおりの家庭料理は作れるようになったり、頭の中で食材を組み合わせて新しいレシピを作ることもできるようになったという、実際の料理研究家の体験談もあります。
技術が身についていくだけでなく、料理の手伝いをすれば周りもよろこんでくれるでしょうし、勉強時間の息抜きとしても最適ではないでしょうか。
数をこなすことは料理がうまくなる近道の一つですから、お小遣いで材料や道具をそろえてお菓子作りをしたり、自分でオリジナルのレシピを考えて試したりという体験をしておくのもいいかもしれません。
バラエティー豊かな食体験をする
料理研究家は人に料理を教える立場ですが、そのためにはさまざまな食体験は欠かせません。毎日の食事はもちろん、バラエティー豊かな食体験をすることで、幅が広がります。どれだけ食体験をしているかで、作れるもの、想像できる味や組み合わせるものも変わってきます。
実際に食べて気になったら調べますし、調べることで知識が増え、調理のバリエーションを広げることができますから、機会があればさまざまなジャンルの料理を食べて、自分のなかの引き出しをたくさん作っておくといいでしょう。
また、実際に料理研究家になってからも、技量などのブラッシュアップのためにほかの料理研究家の先生の教室に通うことも必要です。常に学び続けることで新しい知見を得られ、人に教え続けることができるのです。
学んだレシピをそのまま守り教えることも大切ですが、さらにそれを発展させ、自分のものにして教えるのが家庭料理です。もちろんアレンジする場合、必要であればきちんと許可を取ります。
料理研究家という仕事の特性上、年齢に関係なく、毎日の暮らしのなかで基礎となる技術や知識を得られるのはとても大きく、将来なりたいと考えているような人は、はじめられる範囲から実践してみるのもいいでしょう。
高窪美穂子
料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。
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