奈良大学 文学部
歴史と文化に恵まれた奈良の地の利を生かした教育・研究。興味ある分野を探求し、多彩な進路で活躍。
学べる学問 |
|
---|---|
目指せる仕事 |
|
奈良大学 文学部の募集学科・コース
奈良大学 文学部のキャンパスライフShot
- 遺跡から出土した遺物を使って、洗浄や測定、X線での状態分析、保存処理を体験
- 古代史料の木簡を材料に文字の釈読。古代の社会や文化の諸相に触れる
- 空中写真の判読。実体鏡で上から眺めて地形を立体的に把握
奈良大学 文学部の学部の特長
文学部の学ぶ内容
- 国文学科
- 奈良で学ぶ強みを最大限に生かし、体験重視の科目を設置。文芸作品の舞台や作者ゆかりの地を訪ねる「実地見学踏査」、謡曲や仕舞の実技もある「文芸創作実習」、歌舞伎や文楽を学ぶ「伝統芸能鑑賞」など、ユニークな授業を展開しています。
- 史学科
- 「史学研究法」や「概論」で幅広い分野の基礎知識を学び、「特殊講義」や「史料研究」で一つの分野について深く学び、「講読」で史料の読解力を身につけます。“生きた史跡・遺跡”と呼べる古都・奈良で、本物の史料に触れながら、収集力と読解力を養います。
- 地理学科
- 地図や文献の使い方、空中写真などの見方、さらにコンピュータも含めた地理学研究に必要な基礎的技術・方法を徹底的にトレーニングし、調査力の基盤を作ります。また、地理情報システム(GIS)をいち早く導入し、自治体や国の被災地復興プロジェクトに貢献しています。
- 文化財学科
- 世界遺産リストに登録されている“古都奈良の文化財”という地の利を生かし、ホンモノを題材に研究します。「講読」では史料や論文を読み、「実習」では文化財のレプリカ作成、保存処理の実践、美術品鑑賞や遺跡の測量など実物に触れる学習を行っています。
文学部の授業
- 国文学演習
- この演習では学生自身が小説を創作。優秀な作品は国文学科の「研究室だより」に掲載されるほか、自ら冊子を作り発表する学生も。作家デビューのきっかけになるかもしれません。
- 史料研究
- 活字になっている史料ではなく、生の史料を扱います。木簡写真・くずし字の古文書、明治時代の新聞などを使いながら、原史料の取り扱い方、調べ方など、実際に史料調査を行う上での基礎的技術の習得をめざします。
- 地理学実習
- 地理学を学ぶのに必要な基礎的技術を習得。空中写真の判読、地形図の利用、主題地図の作製、地理情報システム基礎、地域統計の分析などを教員が分担して指導します。
- 考古学実習
- 考古学の基本である、遺跡発掘方法、測量技術を学習。最新のGPS測量も習得し、実践で学びます。また、発掘して出土した遺物の観察、記録、製図などの技術も並行して実習し、1年間を通して考古学の基本技術を習得します。
- 保存科学実習
- 文化財の材質や製作技術についてのX線や赤外線を使った科学的な研究の方法、文化財の保存の理論や合成樹脂などを使った修復の技術を、発掘された鉄刀・木鍬・木簡・石仏や木彫仏などの実物の文化財を使って学びます。