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外国文学とはどんな学問?

世界各地の小説や詩、演劇、評論などの文学作品をその国の言葉で研究する学問です。大学で研究されている分野としては「英米文学」「ドイツ文学」「フランス文学」「中国文学」が代表的です。語学力とともに各国の文化や歴史といった知識を総動員して作品を味わい、分析する、奥深い学問です。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

文学作品をその国の言語で研究する学問

世界各地の小説や詩、演劇、評論を味わう

外国文学の研究は、ラテン語やギリシャ語で書かれた聖書をどのように解釈すればいいかといった研究から始まったといわれています、19世紀に入って小説や詩、演劇、評論などの多彩な表現形式が発達したことで、そうしたジャンルも含まれるようになりました。こうした世界各地の文学作品を対象として、表現の工夫を発見したり、作家の生い立ちを探ったり、読者に及ぼす心理作用を分析したりとさまざまな角度から文学作品を研究します。近年では、文学作品は社会に対して大きな影響を与えているという見方が生まれており、作品に込められた社会的なメッセージや影響を明らかにする研究も行われています。
「英米文学」「ドイツ文学」「フランス文学」「中国文学」をはじめ、「ロシア文学」「アフリカ文学」「東欧文学」など、研究分野は国や地域によって分けられます。外国文学を学び、その魅力を探求するうえで何より大切になるのが、その国の言語を習得することです。授業では、小説や詩、演劇、評論などの文学作品を読みながら語学力を高め、その作品の魅力や時代背景、著者が投げかけるメッセージをより深く理解していきます。さらにそれぞれの国の文化や歴史、民俗などを理解していきますから幅広い教養が身につきます。

外国の文化や社会、歴史に触れられる

文学作品を読むということは、言語表現そのものへの理解だけでなく、作品の舞台となった国の歴史や文化を探求することにあります。例えば、アメリカ文学を読むと白人と黒人で異なる教会を利用したり、列車では隣り合わないよう座ったりといった場面が描かれています。どうして避け合うのだろう?との疑問から、その国の歴史や社会状況を調べていくと、17世紀から19世紀にかけてアメリカでは奴隷制度が合法とされ、黒人をアフリカから強制連行して働かせたという歴史や、廃止後も相入れない関係が続いているという社会状況などが理解できるようになります。このように作品を読みながら異国の文化や社会、歴史に触れられるのが外国文学を学ぶ醍醐味でもあります。

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外国文学と他の学問とのかかわり

外国文学では何をどのように学ぶか

外国文学はこんな人に向いている

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外国文学ではこんな研究をしています

外国文学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

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フランス文学作品の新たな解釈を教えてくれる先生

白百合女子大学 文学部フランス語フランス文学科
村中 由美子先生

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イギリス文学をマイノリティの視点で読み解く先生

実践女子大学 文学部英文学科
土屋 結城教授

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ことばをデザインする翻訳で、異文化と読者をつなぐ先生

神戸女学院大学 国際学部英語学科
スーザン・ジョーンズ 准教授

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