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美容師になるために今から役立つ経験

美容師になるために今から役立つ経験

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 髪を切ったりセットしたり、美容師になるにはこうした専門的な技術を身につけることが重要です。しかし、美容師に求められるのはそれだけではありません。座学の知識やコミュニケーション能力なども欠かせないスキルなのです。

専門学校での座学の知識が重要

 美容専門学校では毎日マネキンの髪をカットしているというイメージをもっている方もいるでしょう。しかし、実はカットやカラー、パーマといった技術的なことを学ぶ時間ばかりではないのです。
 美容師になるための国家試験には、実技のほかに学科試験もあります。出題される科目は、「関係法令・制度」、「公衆衛生・環境衛生」、「感染症」、「衛生管理技術」、「人体の構造および機能」、「皮膚科学」、「美容の物理・化学」、「美容理論」の8科目。どれも美容師として働くためには欠かせない知識です。それに、例えば、パーマがかかりにくい髪質のお客さまに対して、ただ「かかりにくい髪質だ」というよりも、パーマの薬剤の役割や理論を説明できたほうが、お客さまは納得しやすいですよね。自分にとって役立つというだけでなく、お客さまに安心してまかせてもらえるという意味でも、こうした座学の知識は非常に役立っています。

コンテストに向け努力した経験が糧に

 実技的な面で貴重な経験になったのは、コンテストへの参加です。カットやスタイリングなどの技術を競うコンテストには学生向けの大会もあり、そこでの入賞を目指して仲間と日々練習を重ねました。悔しい思いを何度もしましたが、とある大会ではカット部門で上位の成績を収められました。
 もちろん、コンテストでのカットと実際のお客さまの髪をカットするのとでは、目指すスタイルも状況もまったく違います。コンテストに向けてたくさん練習したからといって、すぐに実践に使える技術が身につくわけではありません。美容院に就職してから1年ほどはお客様の髪をカットすることはできず、マネキンに向かって練習する日々。早くお客さまの髪を切りたいという気持ちが逸ることもありましたし、思い通りにスキルが伸びないと投げ出したくなったこともありました。しかし、それでもくじけずに続けられたのは、学生時代、コンテストに向けてがむしゃらに頑張った経験があるからなのではないかと思います。
 コンテストに限らず、何か目標に向けて努力し、少しでも達成できたという自信は、その先働くうえで大きな力になってくれるはずです。

アルバイトなどでコミュニケーション能力を磨く

 これは学校での経験ではないのですが、ぜひ磨いてほしいのがコミュニケーション能力です。美容院は、老若男女が訪れる場所。時には、自分よりずっと年上の方と接することもありますし、話すのが苦手な方の担当をすることもあります。
接客系のアルバイトやボランティアをするのもいいですし、幅広い知識を得るために本や漫画、映画やドラマなどに多く触れるのもいいかもしれません。コミュニケーション能力は、どんなお客さまにもよろこんでもらえる美容師になるためには、とても大切なスキルのひとつなのです。

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