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歯科技工士の学校の選び方

歯科技工士の学校の選び方

全国のオススメの学校

歯科技工士養成機関は、2000年ごろまでは70校を超えていましたが、志願者の減少に伴い現在では全国に48校となりました(2023年11月現在)。専門学校と4年制大学、2年制の短期大学があり2~4年をかけて、歯科技工士として必要となる知識・技術を学んでいきます。最も一般的なのは、数も多い2年制の専門学校。「より幅広く、高度な歯科技工技術を身につけたい」と考えるなら、3年制の専門学校を選択するのもいいでしょう。4年制大学では、歯科技工技術の習得はもちろん、生体工学や再生医療学などの講義や実習も行われています。もし将来的に歯科技工士以外の道を選択する機会も残しておきたいというのであれば、それほど数は多くはありませんが、4年制大学や2年制の短期大学に進学するほうが無難かもしれません。なお、専門学校のなかには夜間課程を設けている学校もあります。最短で歯科技工士となり現場で技術を学んでいきたいのか、もしくは、歯科技工士の分野を幅広く学びたいのかによって選ぶ学校は必然的に決まってくるはずです。学費も学校によって大きく異なってくるため、どんな歯科技工士になりたいのかをじっくり考え、学校を選ぶ必要があるでしょう。

2年制専門学校

最も一般的なのが2年制の専門学校で、北海道から鹿児島まで全国の主要都市に全39校あります。北海道や宮城、東京、愛知、大阪などでは都道府県内に複数校ありますが、県内に1校のみという県も多く、自宅から通いたいと考えたときに選択肢はあまり多くないのが現状です。朝から夕方まで週5日、2年間、みっちり歯科技工士の勉強をしますが、講義4割に対して実習時間が6割というように、実学教育をとっている学校がほとんどです。学費は学校によって大きく異なり、初年度納入金は教材費などを含み200万円程度となっています。最短で歯科技工士となり、実際の現場で技術を高めていきたいと考えるなら、2年制の専門学校がおすすめです。それぞれの学校に独自性、特長がありますから自分が歯科技工士になったときに何を極めていきたいのかということまで考えて学校を選ぶといいでしょう。

3年制専門学校

3年制の専門学校は千葉と大阪にあり、全国で2校となります。3年制の専門学校になると、現場で活躍できる技術力の習得に多くの時間が割かれ、高度な技術を要する自由診療に対応する歯科技工物の製作などもさまざま学ぶことができます。現場に出てすぐに活躍できる人材となりたい、日々進歩する技術をより多く学びたいと考えるなら、3年制の専門学校がおすすめです。

夜間課程(3年制)

全国にある専門学校のうち、3校が夜間課程を設置しています。3校とも3年制で、授業は平日の夕方から行われるため、昼は働きながら学ぶことが可能です。国家試験を見すえたコンパクトな授業スタイルが組まれていますが、国家試験の合格率を見ても、十分な知識や技術を身につけられると言えるでしょう。また、学校によっては、臨床研修制度を導入しており、昼間は学校が紹介する歯科技工所や歯科医院で実践的な技術を身につけ、夕方から学校で理論的な知識や国家試験合格を目的とした基本的な技術を学ぶことができます。「昼間はほかの仕事をしている」、「学費は自分で賄う必要がある」人は、夜間課程を選択するといいでしょう。

4年制大学

4年制大学は全国に3校、東京と大阪と広島にあります。4年制大学では、歯科技工技術の習得にとどまらず、口腔保健を学び、口腔から健康に貢献する「口腔保健工学士」としての活躍が期待される人材を育成しています。また、組織培養の研究的要素を盛り込んだ実習やスポーツ歯学など、工学から生物学までを網羅したカリキュラムが組まれ、細胞培養やリハビリメイクなど歯科技工士の可能性を広げる幅広い知識とスキルを身につけられるのが特徴です。ネイティブ教員による英語のプレゼンテーション作成や海外研修など、国際的な視野をもつ人材育成も行われています。就職先は、歯科技工所や歯科医院のほか、歯科・医科関連企業が多いのも特徴です。

2年制短期大学

2年制短期大学は全国に2校、東京と新潟にあります。超高齢社会に対応する歯科口腔介護を学べたり、大学附属病院で臨床見学実習が行われたりといった特徴があります。

2024年9月更新

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