立正大学 地球環境科学部
- 定員数:
- 230人
人、社会、自然環境を科学し、探究する力を身につけ、環境問題の解決に貢献する
学べる学問 |
|
---|---|
目指せる仕事 |
|
立正大学 地球環境科学部の募集学科・コース
立正大学 地球環境科学部のキャンパスライフShot
- 環境気象学分野の「セミナーの基礎」では、バルーンを打ち上げて上空の気象観測を行い、得られたデータの議論を行います
- 「海外調査法およびフィールドワーク」では、アルプス山脈における氷河の水質調査を行いました
- 地理情報システムの応用および実習では、地図作成・写真判読などの技術を修得します
立正大学 地球環境科学部の学部の特長
地球環境科学部の学ぶ内容
- 環境システム学科
- 動植物の生態や生物の多様性、地球の固体部分を形成している地形・地質や岩石などを環境情報とともに修得する「生物・地球コース」と、大気現象や気候変動、水循環や水質汚染などを環境情報とともに修得する「気象・ 水文コース」の2つのコースを設置しています。地球環境の諸要素とそれらの相互関係を正しく理解する能力を養うため、環境生物学・環境地学・環境気象学・環境水文学・環境情報学の中から学びたい分野を学生自らが選び、基礎から専門へと段階的に学修し、3年次からは研究室に所属してより専門性を高めます。また、今や環境科学に不可欠な環境情報技術の修得とともに、周辺の関連分野を広く学びます。1年次の成績上位者のみに履修が認められている環境科学アドバンスト科目があり、他の学生より先に2年次から研究室に所属して、3年次から卒業研究を進められる場合もありますので、学修意欲の高い学生がチャレンジします。また、水質、岩石、遺伝子などの分析や気象観測のための様々な大型機器を実習科目や卒業研究で使用できたり、頑張り次第では学びの選択肢が大きく広がるのも環境システム学科の特徴です。
実践的なフィールドワーク(野外調査)の機会も豊富に用意しております。教室で行われる講義だけでは自然や環境、地球や地域を理解することができません。自分の目で見て、肌で感じ、現地の人の話に耳を傾けてこそ自然や環境、地球や地域の本質について理解を深めることができます。1年次より積極的にフィールドワークを行う機会を設けています。また、フィールドワークは日本だけではなく海外でも行っており、これらを通じて実践的な技術や知識の獲得だけでなく海外・異文化理解能力も養うことができます。このような学修を通じて、幅広い視野と高い専門性をもった環境コーディネーターの育成をめざします。
- 地理学科
- 地理学科における学びの特長は、人文社会系と自然系を融合させた、人文地理学、自然地理学、地図・GIS・測量の3つの領域を学ぶことです。
各学年におけるバラエティ豊富で実践的なフィールドワークや、活発に行われている地域連携・地域貢献プロジェクトでの学び、さらに、旅行業務取扱管理者資格対策講座など、就職を後押しするさまざまな講座での学びを通じて、地域の総合的な調査・分析力を修得します。現代の地域問題と向き合うプロフェッショナルを育成し、卒業研究や就職につなげます。
専任教員が多いことも特長の一つです。地理学に関する数多くの科目が開設されているため、文系・理系を問わず、幅広く地理学を学ぶことができます。地図に関する講義や実習が数多く開講されており、測量や空中写真判読をはじめ、地理情報システムなどの専門的な技術の修得が可能です。また、「まちづくり」「観光」「交通」「環境保全」「防災」「水環境」などの視点から、地域の特性や課題を探究する力を身につけることができます。
大学で学ぶ地理は、ともすれば「暗記科目」とみられがちな高校までの受験地理とは異なり、座学では終わらず、自分で地域の課題を見出し、仮説を立て、自分で地域に出かけて調査し、明らかにする力が求められます。そのため、フィールドワークにおける学びを重視し、1年次から3年次にかけて、さまざまなテーマと海外を含めた行先のフィールドワークが設定されています。
フィールドワークは、ただ「現地へ行く」だけではありません。事前調査を行い、既存の文献や資料、データではわからない地域の事象を、フィールドワーク(現地調査)で明らかにします。パソコンを用いた調査・分析やグループワークなども行い、現地では、住民、行政、企業などを対象とする聞取り調査や、地形、水文、気象などの自然計測、土地利用や景観の観察などを行い、その結果を分析・考察します。調査に必要な事前・事後の手続きや段取りなどのビジネススキル、野外調査での安全確保能力なども学ぶことができます。適切な地域調査を行う力を修得し、地域の個性・特徴や問題を明らかにする、地域の総合的な調査・分析力を修得することで、必修科目の卒業研究に、学生個人が取り組む力を養います。
また、学生有志や教員による地域連携・地域貢献プロジェクトとして、さまざまな地域で、住民、企業、行政などと連携した、地域活性化(地域の歴史の発掘とその活用、観光・交通マップの作成)や、防災対策支援(熊谷・日光・常総など)、ネパールへの教育支援なども行っており、企画立案力、遂行力、発信力など、社会で活躍する力を身につけることができます。
立正大学地理学科では、地理学を学びたい学生が、主体的に、実践的に学べる環境を整えています。
地球環境科学部の授業
- 「気候・気象学」・「プログラミングの基礎/応用」(環境システム学科)
- ◆「気候・気象学」:環境システム学科では、環境気象学に関する12もの科目が開講されており、様々な時間・空間規模を持った多様な大気の現象について幅広く学べます。「気候・気象学」は、環境気象学を志す学生には必修の科目で、気象や気候を深く学ぶ上での基礎を修得します。この授業では、大気の状態を表す変数(気温・風・気圧・温度など)とそれらの相互関係を理解し、大気を支配する物理法則を学びます。そして、大気中の様々な現象がなぜ、どのようなときに起こるのか考察できる能力を養います。
◆「プログラミングの基礎/応用」:「プログラミングの基礎」では、Pythonを用いたプログラミングの基本的な作成方法について学習します。「プログラミングの応用」では、特にAI(人工知能)、機械学習、画像処理などを題材として、様々なライブラリを活用した実践的なPython プログラミングについて学習します。本授業では、プログラミングの基本的な技術や開発環境の構築ができるようになるとともに、目的に応じたライブラリを用いて実践的なプログラムの作成と読解ができるようになることを目標としています。
- 海外調査法およびフィールドワーク(地理学科)
- 海外における地域調査やフィールドワークの方法を実践的に修得するとともに、異文化理解や国際理解を深め、広い視野を身につけることを目的としています。2年生以上の希望者が履修できる科目です。開講年によって行先が異なるため、繰り返し履修することで、世界の多くの地域で現地調査を通じた学びを深めようとする学生もいます。
この科目では、国内で数回にわたり事前学習と事前調査を行った後、海外で10日間程度のフィールドワークを実施します。海外現地ではグループや個人で決めたテーマに基づいた調査や、その行先ならではの地理的な事柄の体験、見学を行います。帰国後には調査結果を分析してまとめます。
3年間で2回程度のペースで開講しており、これまでに、ハルビン、台湾、ロンドン、スイス、オーストリア、イタリア、フィンランド、アメリカ北西部、ニューカレドニアなど、世界各地を対象としてきました。
地理学科では、アジア・オセアニア地誌、ヨーロッパ・アフリカ地誌、南北アメリカ地誌といった地誌系科目を開設しています。「海外調査法およびフィールドワーク」では、世界の諸地域で、講義で学んだ事例やその背景を、海外での現地調査を通して検証することができます。
地球環境科学部の資格
- 取得できる資格
- 【環境システム学科】 中学校教諭一種免許状(理科)〈国〉、高等学校教諭一種免許状(理科・情報)〈国〉、測量士補〈国〉、学芸員〈国〉、司書〈国〉、GIS学術士、自然再生士補
【地理学科】 中学校教諭一種免許状(社会)〈国〉、高等学校教諭一種免許状(地理歴史)〈国〉、測量士補〈国〉、学芸員〈国〉、司書〈国〉、GIS学術士、地域調査士
- 目標とする資格
- 下記の資格取得のために役立つ科目が用意されています(資格取得には認定試験に合格する必要があります)。 気象予報士〈国〉、情報処理技術者能力認定試験、技術士補〈国〉、公害防止管理者〈国〉、土地家屋調査士〈国〉、総合旅行業務取扱管理者〈国〉、国内旅行業務取扱管理者〈国〉、国内旅程管理主任者 など
地球環境科学部の学部のプロフィール
- 地球環境科学部
- 地球環境問題を知り、それらの改善や解決に資することのできる人材の育成を目的として、1998年4月に熊谷キャンパスの地に開設されました。地球環境科学部は、環境システム学科と地理学科の2つの学科を有する日本有数の文理融合型学部です。環境システム学科では「諸現象の原因から結果に至る過程の解明と、それらをシステムとして捉えること」を、地理学科では「自然と人間の関わり、そしてその関わりによって生み出す地域性や地域差の究明」を、それぞれ学びます。
- 大学院
- <地球環境科学研究科>環境システム学専攻、地理空間システム学専攻
大学院地球環境科学研究科は、フィールドワークをベースに置く「環境システム学専攻」と「地理空間システム学専攻」の二つの専攻が置かれています。環境問題に対処するため、環境を定常開放系(システム)として認識し、その実態を正確に把握することが先ず必要です。その結果に基づく種々の分析・考察を経て、再現性のある因果律を明確にできる「モラリスト×エキスパート」を養成していきます。
地球環境科学部の学生支援・制度
- キャリアサポートセンター
- 2023年度から在学生の就職活動をサポートする新たな取り組みが始まります。
●就職活動時により実践的に活用しやすい学びを目指す「課題解決型インターンシップ」
このほか企業の担当者による「業界研究会」、就職活動に有利とされている各種資格の対策講座「スキル開発講座」なども充実しています。また本学には専門のキャリアカウンセラーが常駐しており、進路や就職について対面・オンラインいずれでも相談することが可能です。
立正大学 地球環境科学部のオープンキャンパスに行こう
地球環境科学部のOCストーリーズ
地球環境科学部のイベント
立正大学 地球環境科学部の入試・出願
立正大学 地球環境科学部の目指せる仕事
立正大学 地球環境科学部の就職率・卒業後の進路
■2022年3月卒業生就職実績
【環境システム学科】地方公務員行政職(千葉市・相模原市)、地方公務員専門職(熊谷市)、公立高等学校、朝日航洋株式会社、株式会社パスコ、国際航業株式会社、アジア航測株式会社、川崎地質株式会社、日特建設株式会社、中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社、株式会社NEXCOシステムズ、NECソリューションイノベータ株式会社、アライドテレシスホールディングス株式会社、マンパワーグループ株式会社、伊田テクノス株式会社 ほか
【地理学科】国家公務員公安職(陸上自衛隊)、地方公務員行政職(三宅村・佐世保市・丹波山村)、地方公務員専門職(千葉県庁)、地方公務員警察官(埼玉県・福島県)、株式会社パスコ、アジア航測株式会社、応用地質株式会社、ESRIジャパン株式会社、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、東京臨海高速鉄道株式会社、国際自動車株式会社、株式会社星野リゾート・マネジメント、株式会社博報堂プロダクツ、明和地所株式会社、但馬信用金庫 ほか