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応用化学では何をどのように学ぶか

応用化学は実験を重視しますから、1年生から実験科目を取り入れる大学が多いようです。座学では基礎科目から始まり、徐々に専門科目へステップアップ。それに合わせて実験の難易度も上がっていき、3年後期あるいは4年生からは研究室に配属され、実験の毎日になります。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

1年生から実験にチャレンジ

応用化学は実験重視。1年生から繰り返し訓練

応用化学の最大の特徴は、実験を重視することです。既存の理論を勉強しているだけでは、新しい物質は生まれませんから、どんな状況で、どんな条件を、どう変化させたら、どんなものができるのか。仮説を立てて、実際に繰り返し実験をすることが重要になるというわけです。
そうした実験の繰り返しの中で、予測とはまったく違った反応が起こり、そこから新たな発見が生まれるということが起こってくるわけです。失敗かと思ったらそれが新発見だったというケースも珍しくはありません。とにかくやってみなければ始まらないのが応用化学です。
そのため多くの大学で、1年次から実験科目が配置されています。座学で基礎科目を学ぶと同時に、実験も経験して学んだことを実際に目で見て修得していくというわけです。
1年次~3年次後期までぎっしり実験科目で訓練を積み、3年後期あるいは4年生からは研究室に入って実験漬けの毎日になっていきます。まさに実験は応用化学を象徴する学び方なのです。

座学も実験も基礎的なところからステップアップ

座学は1年次のときは無機化学や有機化学、物理化学、分析化学といった、化学研究を進めるうえで必要になる基礎科目をまんべんなく学びます。
そして2年次後期くらいから徐々に専門科目が始まっていき、自分の興味に合わせた分野に絞っていきます。
実験科目は、1年次は高校の延長レベルの基礎的な訓練をすることが多いようです。例えば、ある水溶液の中に溶媒がどれくらい入っているかの計測など、簡単な定量分析から始めて徐々に実験に慣れていきます。1年次後期~2年次になると物質を合成して、ねらいの物質を作る実験へステップアップしていきます。こうした訓練を通して、実験のしかた、要点、注意点、条件の変え方などを学んでいきます。
多くの大学では3年後期あたりで研究室の配属になるので、そこからはそれぞれの先生の指導内容に従うことになります。同級生でグループを作るケースや、上級生のアシスタントをしながら手順に慣れていくケースなどがあります。

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何度も試行錯誤しながら、ついにたどり着いた「大発見」!これが研究の醍醐味です

東京バイオテクノロジー専門学校 
バイオテクノロジー科(4年制) DNAコース(現:遺伝子コース)

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