• スタディサプリ進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 医療・看護・歯科・薬
  • 看護師
  • 仕事内容
看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

働く場所によっても違いがありますが、保健師助産師看護師法では、看護師の仕事内容を「傷病者や褥婦(じょくふ※)の『療養上の世話』または『診療の補助』を行う者」と位置づけています。「療養上の世話」とは患者の観察やケア、生活指導などが含まれ、看護師が自ら計画を立て、主体的に行える仕事です。「診療の補助」は、医師による医療行為の補助を指し、診察や検査、治療がスムーズに進むようサポートする仕事です。医師の指示の下、採血や注射、各種処置、医療機器の管理などの医療行為を行う場合もあります。なお、24時間看護を行う病院では夜勤も発生し、多くは2交代制もしくは3交代制のシフト制勤務。不規則な生活スタイルとなることが多く、命を預かる仕事でもあることから、看護師は「ハードな仕事」だというイメージが世間に浸透しています。とはいえ、働く場所や診療科によってもハードさは異なりますし、夜勤のないクリニックや診療所勤務、決まった仕事内容・時間帯で働く派遣やパート勤務など、働き方のバリエーションも多いのが看護師の特徴です。

※分娩の終了後、妊娠および分娩によってもたらされた母体や生殖器の変化が妊娠前の状態に戻るまでの期間を産褥期(一般的には産後6~8週間)と言います。その産褥期間中にある女性を褥婦と呼びます。

詳細

看護師の仕事内容は、働く場所に加え、配置される診療科や担当業務によっても大きく違いが出てきます。ここでは、入院施設のある病院に勤務する看護師の仕事を、担当別に7つ紹介します。

外来看護師

病気や怪我、体に不調のある人が訪れる「外来診療」の補助を担当します。例えば、医師による診察の介助、服の着脱サポート、血圧測定、診察器具の受け渡し、患部の消毒や薬の塗布…。そのほかにも、採血・注射・点滴・検査など、担当業務は多岐にわたります。看護師は医師が決定した治療方針を理解し、患者さんへの指導や服薬の説明、次回の通院の案内なども行います。また、入院が決まった患者さんの病状や検査結果を入院先の病棟スタッフに共有することも、外来看護師の重要な仕事です。救急外来を置かない病院では夜勤がなく日勤のみで、病院の休診日も休みになるため、看護師の中では比較的生活リズムが作りやすい傾向にあります。

救急看護師

夜間・休日を問わず24時間体制で外来診療を行う「救急病院や救命救急センター」で、事故などによる突発的な外傷、急性心不全や急性心筋梗塞をはじめとした急性疾患など「緊急性の高い患者に、救急処置を行う」のが救急看護師の役割です。心臓や呼吸が止まってしまった患者さんへの救急蘇生処置、止血や包帯法、骨折時の処置などを担当するため、救急看護師には医師と同様、判断力・スピード感・確かな技術が求められます。救急外来にはさまざまな診療科に分類される患者さんがやって来ますから、どんな場合にも的確な対応ができるよう、広範囲の知識を身につけている必要もあります。24時間体制の現場になるため、救急看護師には夜勤があることが多いです。また、ドクターヘリや災害現場など、救急医療施設を飛び出して活躍する救急看護師もいます。

病棟看護師

病棟に勤務し、24時間交代制で入院患者さんの看護を行います。担当する患者さんごとに立てる「看護計画」に沿って、入院中の生活すべてをサポートします。注射、点滴管理、ガーゼ交換、投薬などの医療処置のほか、医師の指示に従っての血液検査や尿検査の実施、診療や検査場所への移動介助を行います。定期的な検温や呼吸器・心電図モニターのチェックをして、患者さんに何か変化が起こっていないかを観察し、カルテへ記録を残すことも病棟看護師の大切な役割です。また、患者さんの食事・排泄の介助、清拭(体を拭いて清潔に保つこと)、ベッド回りの整頓を行うなど、1日を通してほぼ休む暇もなく業務をこなす忙しい現場です。夜勤は病棟看護師がローテーションで担当し、就寝後も病棟の見回りを行って、急変患者がいないか常に目を配ります。様子がおかしい患者さんがいた場合は、担当医や当直医に連絡し、指示を仰ぎます。また、病棟看護師は入院患者やその家族にとって一番身近な存在であるため、相談相手になることや、時にクレームを受けることもあります。2交代制もしくは3交代制のシフト勤務になり、土日の出勤や夜勤、早朝勤務や深夜勤務がある場合も。新人看護師の中には、なかなか生活リズムがつかめず苦労する人もいるようです。

手術室看護師

手術室で働く看護師の役割は大きく2つ。「器械出し(直接介助)」と「外回り(間接介助)」です。器械出しとは、手術の進行がスムーズにいくよう、必要な機器・機材を医師にタイミングよく手渡すことを指します。これはドラマなどの手術シーンで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。もう1つの外回りは、術前・術中・術後の患者さんのケア、病棟看護師・ICU看護師との引き継ぎ、輸血血液の管理、手術室の室温や照明の調整、物品の補充、手術中の看護記録の記入など、器械出し以外の業務を請け負います。また、執刀医や麻酔科医、他部署との連携をとるのも重要な仕事です。手術終了前には器械出し&外回りの看護師が協力し、器械・針・ガーゼなどの数のカウントを行い、患者の体内への異物残留防止にも努めます。新人看護師は医師や先輩看護師の目が届きやすい器械出しから手術室看護師のキャリアをスタートすることが多いようです。手術室看護師には緊急手術に備えた「当直」「自宅待機(オンコール)」の当番があり、“何かあったときのために備える時間が長い”のが、他の看護師との大きな違いになります。ただ、手術がない土日は休むことができます。

ICU看護師

大手術直後、交通外傷、多臓器不全など、一般病棟では管理しきれない「超急性期」と呼ばれる重篤な患者さんが集まるICU(集中治療室)。ICU看護師の業務は、病棟看護師と比べて診療補助の割合が多く、日常生活のサポートはわずかになります。ICUで24時間集中治療を行う患者さんは、皆いつ急変してもおかしくない状態にあるため、「異常の早期発見」が最優先事項。さまざまなモニターによる情報や、尿量の確認などを通して全身をくまなく観察し、「体内でいま何が起こっているのか」を予測することで、異常の早期発見につなげます。さらに人工呼吸器や輸液ポンプなどで患者さんの全身管理も行うため、データから患者の状態を読み取る知識や、さまざまな医療機器を扱えるスキルが必須となります。また、ICUでは面会が一般病棟より制限されていることもあり、患者さんの家族のケアもICU看護師の大切な仕事です。家族の不安を少しでも取り除けるような情報提供やコミュニケーションがICU看護師には求められます。

NICU看護師

NICU(新生児集中治療室)では、早産などで産まれた低体重児や、先天性の重い病気をもつ新生児に対し、24時間体制で医療を提供。NICU看護師は新生児とその家族のケアを担当します。新生児のケアとしては、バイタルチェック(血圧・脈拍数・呼吸速度・体温など)、呼吸器の管理、点滴や経鼻栄養チューブが正しく装着されているかの確認などを定期的に実施。NICUに入る新生児は抵抗力がなく、大人であれば影響がないようなことでも命取りになる場合があるため、わずかな変化も見逃せません。母親のかわりにミルクを2~3時間おきに与えるほか、おむつ交換、沐浴や清拭などを通して、赤ちゃんを清潔に保つのもNICU看護師の役割です。また、家族のサポートもNICUにおいてはとても重要です。生まれたばかりの赤ちゃんと離れて暮らすことになって家族は不安を抱えていますし、障害や疾患をもつ赤ちゃんの母親が自分を責めてしまうケースもあります。赤ちゃんがNICUにいることをなかなか受け入れられない親もいます。それぞれの家族の想いに寄り添いながら、日々の様子を詳細に報告し、共に赤ちゃんの回復や成長をよろこぶ。家族と同じ目線に立った看護やコミュニケーションが、NICUでは何より大切なのです。

産科看護師

「命の誕生」の現場である産科では、医師・助産師とともに、看護師も働いています。「助産師と看護師って何が違うの?」と疑問に感じる人も多いかと思いますが、母親のお産を助け、子どもをとりあげる「助産行為」を行えるのは助産師のみです(正常分娩に限る)。看護師はたとえ医師の指示があっても「助産行為」を行うことができないので、直接分娩にかかわることはありません。助産師の分娩介助、帝王切開時や手術時の医師のオペ介助が看護師の役割になります。出産前の妊婦健診時の介助、出産後の新生児のお世話、母親のケアや指導などを看護師が担当する病院もありますが、看護師資格をもっている助産師がそれらを担う場合のほうが多いようです。そのため、産科看護師の求人は助産師に比べると少なく、看護師全体の中で占める割合も非常に低くなっています。また、お産はいつ発生するか予測が難しいものになるため、勤務時間外の呼び出しや自宅待機があったり、緊急対応が発生したりすることも多い現場になります。

全国のオススメの学校

関連する記事

看護師を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路