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秘書になるために今から役立つ経験

秘書になるために今から役立つ経験

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将来、秘書として企業に就職したい場合、高校生活で取り組んでおくべきことは何があるでしょうか。勉強しておくべき科目や受けておいたほうがいい検定などを紹介します。また、幅広い人生経験をもつことは必ず秘書業務の役に立ちます。自分の興味があることにトライし続ける大切さを知りましょう。

ビジネス系の検定を受けておく

グローバルな秘書を目指す場合に役立つ科目や取り組みとしては、まず、英語があります。これからの時代はどの仕事でも英語が必要になるでしょう。英語ができれば、外国人役員の秘書や外資系企業の秘書になることも可能なので、秘書としての幅が広がります。日本の一般的な企業の場合、秘書業務では英語があまり必要とされない場合もありますが、できれば、TOEIC(R) LISTENING AND READING TESTを受けるなどして、英語のスキルを身につけておきましょう。
秘書として働くためにはビジネスマナーが重要視されます。ビジネスマナーは社会人になってからでも勉強できますが、人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力が秘書には一番大事です。人と会って話すことが好きな人、どんな人とも明るくコミュニケーションがとれる人が向いています。学校では友人をたくさんつくって、楽しい高校生活を過ごしましょう。
高校在学中にできることの一つとして、秘書検定などのビジネス系の検定を受けてみてはどうでしょうか。特に、秘書検定はもっていると役立ちます。秘書は経験が大切なので、秘書検定の級をもっていなくても仕事はできますし、必ずしも必要なわけではありません。ただ、年齢や性別の制限なく誰でも受けることができる検定なので、実際にトライしてみると秘書の素質がわかるかもしれません。レベルが細かく分かれていますが、取得するならば2級程度で十分です。秘書検定には退職の案内状に使う季語なども出てきますので、勉強しておくと実践ですぐに使えます。また、知っていても損はないことばかりなので、どんな仕事をするにあたってもためになります。将来のことを考えて計画を立てましょう。

興味のあることにトライし続ける

役員のサポートをする秘書にとって、コミュニケーション能力は必須です。また、役員が不在の場合はデスクで留守を預かる必要があり、我慢強さやある程度の体力も必要になります。部活動、アルバイトなど、自分が興味のあることはなんでもやってみましょう。それが秘書業務に必ずつながるかどうかはわかりませんが、いろいろな観点からやってみることが大切です。そして、始めたらやり遂げましょう。何ごとも汗をかいて、頑張ってやり遂げる力は必ず人生の糧になるはずです。
今の世の中は情報があふれています。そのなかから、自分に必要なエッセンスを抜き出して取り入れる練習をしておくのも良いでしょう。教養や知識をもっていることは、生きていくうえでとても大切だからです。
また、秘書になりたいからこれをやる、というのはありません。華道を習っていても、必ずしも役員の執務室でお花を生けるわけではありませんし、お茶を習っていても披露する機会があるとはいえません。でも、なかには花好きの役員がいて、話が弾むかもしれませんし、お茶を立ててもらいたいと頼まれるかもしれません。自分が好きなことにどんどんトライしていくことは、豊かな人間性を育み、それを養っていくことにつながるのです。

2024年9月更新
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