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国連をはじめとする国際機関で働く人のために国連共通制度が用意されています。この制度により、そこで働く専門職職員の勤務条件はほぼ一緒です。そして給与は、基本給+地域調整給+各種手当+各種補助金-年金・健康保険という体系で計算されます。ちなみに、職歴が3年程度の独身者がニューヨーク勤務した場合の年収は、およそ934万円になります。
勤務条件
国連・国連機関をはじめ、多くの国際機関は、国際通貨基金(IMF)や経済開発協力機構(OECD)などの国際金融関係機関を除いて、国連共通制度に加入しています。このため、給与をはじめとする基本的な勤務条件はほぼ一緒です。給与はドル建てで計算されますが、支給の際はスタッフが希望する通貨で支払われます。
給与の計算方法
国連スタッフの専門職員の給与は、以下のように計算されます。
基本給+地域調整給+各種手当+各種補助金-年金・健康保険など。
・基本給
基本給は、加盟国内でもっとも水準が高い米国連邦公務員給与を参考に作成されます。
・地域調整給
勤務地は世界各地に点在するため、各勤務地における国連スタッフの生活水準が均一になるように調整給が支給されます。
・各種手当
主な手当は、扶養する子どもの人数に応じて定額が支給される扶養手当、勤務地を異動する際に支給される異動手当、仕事の遂行が困難な地域に勤務するスタッフに支給される困難地手当など。ほかに赴任手当、帰国手当などもあります。
・補助金
教育補助金は、国連スタッフが自国外で勤務していて、その子女が全日制の学校、大学などの教育施設に通学している場合に支給されます。住宅補助金は、住居費が給与の一定限度を超えた時に赴任地、扶養家族の数、居住年数などを考慮した算出方法により、超過分の一定割合が支給されます。
・年金、健康保険など
年金については、国連をはじめとする国連機関は、国連合同職員年金基金に加入しているため、掛け金の3分の1が徴収されます。また、健康保険は国連機関の大半が外部の保険業者を利用しており、通常、掛け金の2分の1が徴収されます。
年収
平成28年(2016年)の俸給表によると、P-1クラス1年目の独身者の年間収入は約38万US$(約437万円)。部長レベルのD-2クラス6年目の既婚者の年間収入は約126万US$(約1450万円)という金額になります(外務省 国際機関人事センターHP)。
昇進制度
国連スタッフの専門職職員は、職務経験によってP(Professional)-1からP-5までのグレードに分かれています。内訳は以下の通りです。
P-1/このレベルの採用はほとんど行われていません
P-2/2年以上の職務経験
P-3/5年以上の職務経験
P-4/7年以上の職務経験
P-5/10年以上の職務経験
グレード内では定期的に昇給しますが、上位のグレードに進むには、空きの出たポストに応募し、他の候補者との競争を経て、そのポストを勝ち取る必要があります。人気の高いポストは、いち早く情報を得た人が事前運動を行うケースもあるため、上司や他の部局の職員などとの人間関係を円滑にしておくのも大事です。
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