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児童指導員が仕事をするときの心がけ

児童指導員が仕事をするときの心がけ

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児童指導員はどのような心がけで仕事をしているのでしょうか。職場によって対応する子どもの人数や仕事の時間、内容が違い、また、保護者とのかかわり方にも気を配る必要があります。放課後等デイサービスで働く、ある児童指導員が心がけていることについて聞いてみましょう。

子どもにも保護者にも言葉遣いに気を付ける

仕事をする時の心がけとして、まずは言葉遣いに気をつけていると、ある児童指導員は言います。子どもだからと馴れ馴れしい態度や言葉で接する人もいるようですが、教育上よくないことなので、そうならないようにしているそうです。また、同じ職場のスタッフがそういう話し方をしていないかも気にしているそうです。特に、保護者には砕けた言い方をせず、礼節をもってていねいに話をするように心がけていると話します。
この児童指導員は、世間一般的にはまだ若く見えるため、保護者から信頼してもらえるよう気をつけて対応しているということでした。

いきなり叱ることはしない

子どもを叱る場合は、なぜこの行動をとるのか、話を聞いてからにすると言います。いつもと違う動きをしたり、急に暴言を吐いたりしたときは、何かあったかなと思いを巡らせるそうです。その子にはその子なりに行動する理由があるということに気づいてからは、頭ごなしには叱らないようにしていると話します。すると、子どもはこの理由があったからこうしたということを理解してもらえたと感じるので、子どもにとっての理解者としての立場が築けるのだそうです。
話を聞くと「それは嫌だったね」ということがあれば、「それはしてはいけないよ」と話して聞かせることもあるそうですが、障害が重い子どもの場合は「今のはいけません」という端的な指導をします。考えられない子には教え込ませるしかないからですが、そういう子は性格が素直なので、いけないと言われたらいけないと理解ができるそうです。

伝え方には気を付ける

気をつけないといけないこととして、伝え方があります。
ある日、この児童指導員が他の子を迎えに出かけようとすると「行かないで」と泣いた子がいたそうです。そこで「ちょっと待っててね」となだめて出かけました。送迎を終えて戻ってきたところ、その子はその場所でずっと待っていたのだそうです。障がいのある子どもは素直さゆえに言葉をそのまま鵜呑みにして行動に移してしまうので、口に出す言葉には気をつけないといけないと改めて感じたと言います。
どんなに気をつけてもパニックになって暴れたり、ひっかいたりする子どもはいます。この児童指導員は大変な思いをたくさんしたそうですが、子どもが慕ってくれるのは単純にうれしいと言います。手のかかった子ほどかわいいと感じるのはこういうことなのかもしれないと話していました。

取材協力

金/放課後等デイサービス

明星大学教育学部教育学科小学校教員コースを卒業。特別支援教育を専攻。学生時代は、地域の子ども会活動や小学校、特別支援学校など多くのボランティアに参加し、そこで出会った子達に影響を受け現在の放課後等デイサービスに、児童指導員として 勤務。

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