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材料工学では何をどのように学ぶか

まず、化学、物理、数学といった科目と、材料工学の基礎を学びます。ここで物質の特性をしっかりと理解し、次のステップとして、現在使われている材料について、実験も交えて身につけていきます。金属、無機、有機材料について横断的に学ぶことで理解を深め、専門的な学びや研究へと進んでいきます。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

金属・無機・有機材料について横断的に学ぶ

材料についての知識を基礎から身につける

まず、数学や化学、物理、そして材料工学の基礎に関する科目を履修します。特に、物質を構成している原子・分子、そして電子などの構造やはたらきを理解し、さらに物質そのものの性質を理解するためにも、化学や物理はしっかりと身につけておく必要があります。化学では、無機・有機・物理化学をバランスよく学びます。物理では、量子力学や統計力学を基礎とした物性物理学や、電磁気学を中心に学びます。この段階で重要となるのが、強度や重さといった物質の基本的な性能と、熱や電気の通し方や腐食性、人体への影響といった物質ごとの特性を知ることです。
基礎を固めたら、今あるさまざまな材料について、その理論と実践技術を学んでいきます。材料といってもその数は膨大で、新しいものもどんどん出てきていますから、すべてを学び尽くすことはできません。数ある中から代表的なものについて、実験をしながら理解していくということになります。材料は金属材料、無機材料、有機材料の3つに大別されます。大学の授業では、なんらかの金属材料と、無機材料からはセラミックス、有機材料からはプラスチックを扱う場合が多いようです。各材料を横断的に学ぶことで、材料についての理解を深め、研究の下地を作っていきます。

研究室で専門的な研究を

3年次には研究室に配属され、より専門的な理解を深め、4年次には卒業研究を行います。研究室によって、扱っている材料は異なりますし、専門領域もさまざまです。ゼロから材料を生み出す研究をしているところもあれば、加工技術に重点をおいているところ、合成に力を入れているところもあります。また、すべてのものづくりにかかわり、その発展への期待が大きい学問であることから、企業との共同研究を行っている研究室が少なくないのも特徴です。研究室によってどのような研究ができるのかはまったく違ってきますから、1、2年次の学びはもちろん、大学を選ぶ際にも、自分がどういった分野に携わりたいのか考えておくといいでしょう。

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