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経営コンサルタントのキャリアパス

経営コンサルタントのキャリアパス

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ファームで仕事をする場合と、独立コンサルタントの場合でのキャリアステップは違ってきます。ファームにおける一般的なキャリアステップ(職位)とその仕事内容、また、独立コンサルタントの場合のキャリアステップの考え方を見ていきましょう。

ファームでの主なキャリアステップ

ファームによって、特に外資系では経営コンサルタントとして明確なキャリアステップを示している場合があります。以下に記載する名称や職位ごとの役割もファームごとに違いがあるので、参考としてみてください。また、このような職位を特に設けていないファームも最近は多くなっているそうです。

・アナリスト、ジュニアアソシエイト、ジュニアコンサルタントなど
主に新卒で入社した社員や多職種から中途採用で入社した場合の職位で、プロジェクトにおいてリサーチや分析などの作業を担当しながら、コンサルタントのスキルを学びます。
・コンサルタント、アソシエイトなど
入社後3年程度の場合が多く、プロジェクトにおいて一定の業務をこなしながら、チームの資料作成や分析作業において責任ある立場になります。後輩の指導も求められます。
・マネージャー、チーフコンサルタントなど
プロジェクトリーダーとして、マネジメントできる能力と責任をもってチームを率いていきます。予算管理や業務遂行スケジュールの調整、クライアントとの折衝などをおこないます。
・パートナー、プリンシパルなど
ファーム代表として、会社を取りしきり、経営していく立場です。共同経営者であり出資者でもあります。プロジェクトの最終責任者として、受注する業務の最終責任を負います。

外資系のファームでは「Up or Out」という言葉が使われます。「昇進するか、もしくは退社するか」という意味で、実力主義が徹底されているファームにおいて競争力をうながすものです。例えば、○歳で次の職位に昇進しないと、適性がないと評価され辞めざるを得なくなる、というものですが、最近はそこまで厳しいファームはあまりないといわれています。とはいえ、同じファームで長年働いて昇進し続けるベテランコンサルタントはほとんどいません。業界的にも一社にとどまって偉くなるというキャリアパスではなく、ある程度のキャリアになると事業会社などに転職したり、起業したりするパターンが多いようです。また、国内のファームではワークライフバランスのとれた新しいキャリアパスを設けているところも見受けられます。

独立コンサルタントのキャリアステップ

スキルを身につけて独立した経営コンサルタントの場合は、とにかく実践的な場数を踏むこと、実務をこなすことがキャリアステップとなります。扱う案件やテーマはある程度自分で選べるので、自分の得意分野を軸に仕事を進めていけるのは独立コンサルタントならではの強みでしょう。そのためにも、扱ったテーマはすべて知識として蓄えておくことが大切です。いつ、どこの案件で、どんな知識や情報が必要になるかわからないからです。使うかどうかに関わらず、常に勉強をし続けて、知識や情報を最新のものにしておくことが求められます。

取材協力

小笠原隆夫

ユニティ・サポート 代表・人事コンサルタント・経営士 BIP株式会社 代表取締役社長 IT企業の人事部門責任者を務めた後、ユニティ・サポートを設立し、以降は同代表、人事コンサルタントとして、 中堅・中小企業を中心に、人事制度、採用活動、人材開発、人事戦略策定やCHO(最高人事責任者)業務など、人事・組織の課題解決・改善のコンサルティングを行っている。2017年よりBIP株式会社の代表取締役社長。

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