小さな目標を立てて一つずつクリアしていく
研究が成長していく実感を味わえるのがモチベーション
私の研究はどれもスパンの長いものなので、最終的なゴールだけを見てしまうとなかなか達成感を味わえないように感じるかもしれません。しかし、実際の研究現場では、大きな目標を達成するための小さな目標が出てきます。
例えば、ジオキサンの研究で言えば、最初の微生物を発見するところが第一のステップで、それをクリアするとまずは「やった」となります。そして特徴を調べる段階になれば、物質を分解する力はどれくらいだろう、温度に対してどんなふうに反応するだろうと一つひとつテーマを設定して、地道にデータを収集し、一つずつ科学的な特性が明らかになっていけば、また「やった」となるわけです。
自分で目標を設定して、コツコツと取り組み、達成していく。そこに喜びを感じられるのが研究の醍醐味です。
さらに、研究が徐々に成長していく手ごたえが感じられるのも楽しみの一つです。私の研究も大学の研究室の範囲だけだったら、「菌の科学的特徴を明らかにする」というところまでで終わりだったでしょう。しかし、運よく研究の価値を企業に見いだしてもらい、実用化に向けた共同研究に発展していくことで、自分の研究成果が世の中と結びついて、本当に社会に貢献できるものに成長していく実感がもてたことは大きなモチベーションになりました。
はじめは自分で手をかけて育て、ある程度成長したらほかの人たちも一緒になって育ててくれるようになり、最後は社会で役立つものになって自分の手を離れていく。まるで子育てのようですよね。研究にはそれに似たよろこびがあると思います。
机に乗るくらいの小さな機械で遺伝子解析ができる時代になった
湾岸戦争での原油汚染をきっかけに環境工学の道へ
私が環境工学を選んだ理由は明確で、高校生のころに勃発した湾岸戦争がきっかけでした。
タンカーが撃沈され、原油が海に流出していく映像は衝撃的で、それによって水鳥や魚が大きな被害を受けていると知ったときは、そんな状況を改善することに貢献できる学問に進みたいと思ったものです。
また、同時期に『風の谷のナウシカ』という映画を観たことも影響しています。この作品は、人間が環境を汚し続けた世界を描いていたもので、環境について考えさせられるできごとがいくつか重なったことが、環境工学を学ぼうと思った動機になりました。
そして、実際に環境工学を学び、研究するなかで感じたのは、環境工学の研究成果は人の生活をより安全で快適なものにすることにダイレクトにつながっているということです。私の研究している水についても、きれいな水が飲めるようになればお腹を壊す人も減って、健康的な生活が送れるようになるわけですから、密接にかかわっていますよね。
一時期、スローガン的に「(環境工学は)地球のお医者さん」と言われていましたが、まさにそのイメージです。一人ひとりと向き合って治療をするお医者さんは間違いなくすばらしい仕事ですが、地球全体という規模で考えて、人々の健康にかかわっていく環境工学も同じようにやりがいのある学問だと実感しています。
全国のオススメの学校
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北海道科学大学(都市環境学科)本学は、学生の皆さんが専門性を身に付けるだけでなく、社会で求められるコミュニケーション力や課題発見解決力といった基盤能力を養うことを重視します。これらの能力を併せ持った人材が+Professionalです。私立大学 / 北海道 -
ものつくり大学(建設学科)専門分野を細分化せず、関連性のある工学分野を複合的に学び、実践的な技術と知識を身につける。理論と実技を融合した工学教育により、総合力を持ったオールマイティなエンジニアを育成する革新的な工科系大学です。私立大学 / 埼玉 -
多摩美術大学(建築・環境デザイン学科)日々進化するAI時代を先行くために必要な、ゼロからイチの価値を生み出せる「創造的な力」をもった人材を育成します。多様性を重視した入試方式も拡充し、美大以外の他大学との併願も可能です。私立大学 / 東京 -
前橋工科大学(工学部)国公立大学 / 群馬
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岩手大学(理工学部)国公立大学 / 岩手
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仙台工科専門学校(環境土木工学科)「建築・大工・測量・土木・情報」の7学科を設け、充実した環境の下で行われる現場さながらの実習で即戦力となる技術を習得。きめ細かい試験対策で国家資格取得を目指し、業界の最前線で活躍する人材を育成します。専門学校 / 宮城 -
長崎総合科学大学(グリーン・デジタル学科)最先端の研究を進める教授陣と学生一人ひとりの個性や適性に対応した学びをきめ細かにサポートし、幅広い知識と技術を身に付け、自分なりの「ひとつ先の風景」を考え実現できる人材を育成します。私立大学 / 長崎 -
信州大学(工学部)国公立大学 / 長野
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鹿児島大学(工学部)国公立大学 / 鹿児島
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北海道大学(工学部)国公立大学 / 北海道
環境工学とはどんな学問?
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環境工学のここが面白い
もっと先生たちに聞いてみよう

都市に緑を増やして人々が住みやすい環境を創り出す先生
東京都市大学 環境学部
飯島 健太郎 教授

「リン」をキーワードに環境問題に取り組む先生
工学院大学 先進工学部
金 熙濬 特任教授

安全・安心な社会の実現に向けて、水災害の解決に挑む先生
東北工業大学 工学部都市工学課程
小野 桂介先生
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大好きな自然に触れられる2年間。将来に向けて知識が深まります
東京環境工科専門学校 自然環境保全学科 野生動物保護管理コース
本多 智咲さん

北海道のインフラを守る技術者と格闘家。2つの夢を追う毎日
北海学園大学 工学部 社会環境工学科 環境情報コース
濱野 惺琉さん

文系出身でも大丈夫!共創しながら設計や空間デザインを学んでいます
湘南工科大学 工学部 総合デザイン学科※2027年4月より工学部 工学科に改組予定 構想中
小杉 太基さん
もっと卒業生たちに聞いてみよう

災害時に一番最初に駆けつける土木事業者は、人命救助や地域活性にも貢献できます!
北海道科学大学
工学部 都市環境学科 卒

人々の当たり前の生活を支え、地図に成果が刻まれる。「都市土木」設計の奥深い魅力
北海学園大学
工学部 社会環境工学科 卒

建築を通じて快適な生活環境を創り出す
東北職業能力開発大学校
専門課程 住居環境科 2024年修了
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北極・南極~観光まで。氷と海の謎を観測データで解く
北見工業大学 工学部
ゼミ・研究室

現場のリアルから学ぶ、まちと環境を支える土木の学び
北海道科学大学 工学部都市環境学科
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五感を活用し、体験から描く新しいインフラの形
北海学園大学 工学部社会環境工学科
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