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大学教授の1年目はどうだった?

大学教授の1年目はどうだった?

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大学教授は、一般的な企業などでいえば、係長や課長のような役職とイメージするとよいでしょう。そのため、期間限定の雇用でない専任の大学教員というカテゴリーで考えた場合、就職1年めとしては、准教授がそれに当たるようです。ここでは、准教授としての1年めの過ごし方について見ていきましょう。

准教授1年めは授業の組み立てが大事な業務

准教授になると、学生の授業を主担当として担当することになります。准教授とは、大学の教員では教授につぐもので、以前は助教授とよばれていたこともあります。役割としては、学生を教え、研究を指導するほか、自分自身も研究に当たります。
授業は1科目に対して半年で15回の授業があるのが一般的で、授業1コマは90分が基本です。そのため、15回×90分の授業計画を立てる必要があります。
なお、1年で主担当の科目としては3~4つを担当することが多いようです。
この授業の内容を考えるのが、話を聞いた教授によれば、想像以上に大変だそうです。
大学では、小・中・高校と違い、教えることがすべて市販された教科書に載っているわけではありません。多くの大学教員はオリジナルの講義内容を組み立てます。
准教授になりたてのうちは1週間ずっと授業を作っているような気持ちになるそうです。
また、自分の得意分野だけでなく関連分野も教える必要がありますので、あらためて学び直すことも多いとのこと。この一連の授業をつくる作業を通して、自分の頭の中も整理されるので、教育者としては、いい訓練になると言います。

研究室やゼミを立ち上げる

一般的に、准教授になると、理系であれば研究室を、文系であればゼミをもつようになり、学生と共に研究や論文作成に取り組んでいくことになります。
研究室をどのように運営していくのか、さらに学生や学内外にわかりやすい研究の柱を立てることも、准教授1年めならではの取り組みとなってきます。
これは1年めに限ったことではありませんが、研究や社会貢献としての活動のフィールドは、日本全国、海外まで広がっています。基本的に、自らがやりたいと思う研究を決め、研究費を獲得して、その研究対象地に行きます。国際会議への参加のため海外に行く機会も多いです。
また、大学運営に関係する業務のなかで大事なものとして入試があります。
大学としてはさまざまな才能、可能性をもった学生に来てもらいたいので、現在は入試制度が多様化しており、1年中、いろいろな入試の準備をしているのが一般的となりつつあります。
授業や研究、さらに学外での活動などにくわえて、大変な業務ではありますが、いい学生に来てもらうために欠かせない仕事の一つです。

取材協力先 川原 晋

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