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大学教授のキャリアパス

大学教授のキャリアパス

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大学教授のキャリアステップを考えるには、まずどのようにして大学教授になるのかという道のりを知っておくことも必要です。大学院を卒業し研究員、助教、准教授などを経て、大学教授になるためのルートについて解説します。さらに大学教授になった後、どのようなことが可能かも見ていきましょう。

そもそも大学教授になるためのキャリアパスは

大学教授になるためには、一般的に、まず大学に入って卒業し、大学院へと進学します。大学院には、前期課程(通常2年)と後期課程(通常3年)があり、それぞれ修士、博士の学位を取得できます。
小学校や中学校、高校などの教員の場合、国家資格として教員免許がありますが、実は大学教授になるのに必要な国家資格はありません。その代わり、博士の学位をもっていることが、大学に教員として採用される場合の要件の一つになっていることが多いです。
博士の学位を取得後、まず教員として大学に採用される形は、「助教」であることが多いです。助教は任期付きの場合が多く、さらに研究実績を上げて、准教授として採用されることを目指します。
准教授のポストは各大学で公募が出ますので、応募して自分の業績をアピールして採用を目指すことになります。
このとき業績はもちろん、タイミングも重要です。自分が准教授に応募した時期に、その大学が求めるテーマや専門性に自分の研究が合っていないと、採用が厳しい面もあるようです。
准教授になると任期がない専任の教員となり、大学運営やリーダーとして授業を受け持つようになります。そこから10年ぐらいして、実績などをふまえて教授に昇進します。
オーソドックスな道筋のほかにも、学位をもっていなくても大学の学科やコースの中で「こういう人が欲しい」という要望にマッチしていて、企業などでの実務の業績が高ければ「博士同等の業績」として教授や准教授に採用されるケースもあるそうです。

大学教授になると挑戦できることが増える

大学教員のキャリアとしては、基本的に教授が最上位と言えます。
大学の組織運営という点では、学部長などさらに上の役職もありますが、研究推進の面では、准教授も教授も皆リーダーになる水平的な関係です。自分の行いたい研究をそれぞれがリーダーになって、研究費を獲得しながら進めていきます。
大学の研究の多くは、文部科学省など公的機関が応募する研究費を獲得して進めるものですから、公的な使命を果たす責務を負っていると、話を聞いた大学教授は言います。
そのような役割などを期待されていることが多い大学教授だからこそ、できる社会貢献や、社会を変えられることがあるはずだとも言います。
社会をより良い形に変えていけるような場面で活躍ができたり、そのための根拠や方法を示す研究を通して社会の改革に取り組んでいけたりするのも、大学教授ならではのキャリア展開でしょう。
実際に、地域社会の課題解決や産業を支える技術の開発といった分野で活躍している教授も多いとのこと。
ただ、即戦力としての社会貢献だけが大学の役割ではありません。長期的な視野に立った知の探求も重要なことです。

取材協力先 川原 晋

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