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歯科衛生士と似ている仕事との違いは?

歯科衛生士と似ている仕事との違いは?

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歯科衛生士と似ている仕事に、歯科助手があります。どちらも歯科医院で一緒に働いていることから、同じような仕事をしていると思っている人も多いのではないでしょうか。
仕事の内容に重なっている部分も確かにありますが、対応できる分野が違っています。どのように違うのかをみていきましょう。

患者さんに触れるのは医師と歯科衛生士だけ

歯科衛生士の仕事が歯科助手と大きく違うのは、患者さんに触れることができる点です。患者さんに触って診療ができるのは、医師と歯科衛生士だけになります。機械を使って歯石を取るといった予防措置や、診療の補助をしているときに患者さんの口に触れることは、歯科助手にはできません。

歯科助手の仕事の中心は、医師のアシスタント業務になります。患者さんを治療している医師のそばについて器具の受け渡しをすることや、診療の準備や片づけなどを担当します。医師のアシスタントは歯科衛生士もできますが、仕事が重なるため、歯科助手が主に担っています。

歯科助手になるための資格は、特にありません。専門学校などには、仕事を学ぶカリキュラムを設置しているところもありますが、未経験でもできます。ただし、専門的な知識は必要になりますので、最初は器具などを覚えるところから学んでいきます。資格がないため、給料などの待遇は、歯科衛生士よりも低くなります。

医師、歯科衛生士、歯科助手はチーム

歯科医院には、医師、歯科衛生士、歯科助手が必ずいます。例えば、医師が1人だけしかいない小さい医院の場合、歯科衛生士は1人か2人ですが、歯科助手は2人から4人ほどいるケースが多いです。

歯科助手の仕事には、診療の準備・片づけのほかにも、器具の消毒や滅菌、洗浄といった道具の管理もあります。受付を任せている医院もありますし、医院内で患者さんを案内するのも歯科助手です。医療行為に直接かかわる業務以外はすべて担っていますので、患者さんを診療している医師と歯科衛生士を支える裏方のような存在です。

一方で、歯科衛生士にも歯科助手の仕事はできますので、お互いに役割を分担している医院も多いです。医師、歯科衛生士、歯科助手は仕事をするうえでの一つのチームになっています。

歯科衛生士は、歯科医療の仕事ができる国家資格です。一方で、歯科助手は、あくまで一般事務職という位置づけになります。患者さんに医療行為を行うかどうかが仕事の大きな違いです。

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