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理学療法士の必要な試験と資格は?

理学療法士の必要な試験と資格は?

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理学療法士の国家試験は、厚生労働省が実施しています。例年2月下旬~3月上旬に行われる筆記試験は一般問題と実地問題の2区分で、合格発表は3月下旬です。重度視力がい害者には、実地問題の代わりとして、同内容の口述試験および実技試験が行われます。最近5年間の合格率は、2019年/85.8%、2020年/86.4%、2021年/79.0%、2022年/79.6%、2023年/87.4%となっています。このうち2023年の新卒者の合格率は94.9%でした。

一般問題

マークシート式試験で、養成校の授業で学習する内容から出題されます。試験科目は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)、臨床医学大要(人間発達学を含む)、理学療法となっています。問題数は全160問で1問1点として計算するため、満点は160点です。

実地問題

マークシート式試験で、座学授業で学習する内容に加えて、実技や実習で習ったことが問われます。試験科目は、運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)、理学療法となっています。問題数は全40問で、1問3点として計算するため満点は120点です。ちなみに2023年実施の理学療法士国家試験の場合は、①総得点278点(採点対象から除外された問題を除いた点数)に対して167点以上、②実地問題の満点120点に対して43点以上という2つの条件をクリアすることが合格基準とされました。

理学療法士に関連する資格

・福祉住環境コーディネーター
患者さんにリハビリテーションを行うだけではなく、自宅復帰に向けて、住宅改修や、福祉用具導入のアドバイスをするのも理学療法士の仕事。例えば、手すりをつける、フロアの段差をなくすなど、自宅で安全に日常生活が送れるよう助言をします。そのための専門知識を身につけている証になる資格が、福祉住環境コーディネーターです。東京商工会議所が認定する民間資格で、3級から1級までの3ランクがあります。3級と2級は学齢や年齢、実務経験など受験資格の制限はありませんが、1級は2級合格者のみが受験できます。

・健康運動指導士
健康・体力づくり事業財団が認定する民間資格。個々人の心身の状態に応じた、安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成や指導を行うことができると認められた人に、健康運動指導士の称号が与えられます。資格を取得するには、養成講習会を受講するか、財団が認定する大学や専門学校などの所定の講座を修了し、認定試験に合格したうえで登録する必要があります。資格取得を目指す過程で健康増進に関わる知識が増えるので、リハビリの仕事にも生かすことができるでしょう。

・アスレティックトレーナー
理学療法士のなかには、プロのアスリートやスポーツチームのストレーナーとして活躍する人もいます。スポーツの分野で働きたいと思っている人が、プラスアルファで取得しておくと役に立つ資格の一つがアスレティックトレーナーです。日本スポーツ協会が主催。スポーツドクターやコーチなどと緊密に協力し、スポーツ活動中の外傷・障害の予防、競技者の安全と健康管理、コンディショニングなどを行うための技能を認定する資格です。日本スポーツ協会や加盟団体などが実施する養成講習会を受講し、検定試験に合格すれば、資格を得ることができます。また、日本スポーツ協会がカリキュラムを承認する大学、専門学校などで学ぶことでも資格取得が可能です(指定の科目を履修することで講習・試験の一部またはすべてが免除になります)。

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