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調理師の修業の場や仕事のフィールドは海外にも広がっています。特に近年は、グローバルな和食ブームの流れを受け、海外で活躍する調理師が年々増えているようです。フレンチ・イタリアンなどの本場で修業するメリットや、海外でニーズの高まる和食・日本人調理師のアドバンテージについて見ていきましょう。
海外の本場で調理師として修業するメリット・魅力
フレンチ・イタリアンを極めるために、本場のフランス・イタリアへ修業に行く調理師は今も昔も多く、現地にコネクションがなくても、日本のエージェンシーが修業先の店を紹介してくれます。特にフランス・イタリアを中心としたヨーロッパには、名だたる一流レストランが数多くあり、扱う食材や食の歴史・食文化も日本とは大きく異なります。そうした環境のなかで生活しながら視野を広げ、高い技術をもつシェフのもとで学ぶことで、調理師としてのさらなるキャリアアップやグローバルなポジションを目指せる点が、海外修業の大きな魅力・メリットと言えるでしょう。
その後、日本へ帰国してレストランのチーフやシェフを務めたり、独立して自分の店を開店したり、現地に残って本場の技術を極めたり…。修業の成果を生かしてどのような道を歩むにしても、本場で身につけたスキルや経験は、自分にとって一生の財産となるに違いありません。調理師に海外経験は必須ではありませんが、本場を知りたいという情熱と多少の資金があるなら、検討する価値は大いにありそうです。
和食の調理師は海外に出ると強みになる
近年、ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されるなど、海外でも日本料理の人気や注目度が年々高まっています。こうしたグローバルな和食ブームの流れを受けて、日本の飲食チェーンが海外へ進出するケースも増えているため、調理師が海外で活躍するチャンスはますます広がってきています。和食は本場が日本なのでアドバンテージがありますし、日本料理のこまやかな調理技術や知識、繊細な味覚をもっている日本人調理師は、海外でも重宝され高く評価されています。
特に和食の人気が高いカナダやオーストラリアでは、日本人調理師が働ける飲食店を紹介してくれる現地エージェンシーが多くあり、受け入れ先の店も年々増えているといいます。そうしたエージェンシーを通して、語学力がなくてもアルバイトで働き始め、今ではカナダで自分の和食店を経営する日本人調理師もいます。その店で出しているメニューは、シンプルな惣菜や和定食といった日本の一般的な家庭料理ですが、ヘルシー志向の現地の人や日本人駐在員によろこばれ、い今やカナダでも有名な人気店として繁盛しているそうです。
このように、和食は海外へ出ると大きな強みとなり、海を渡った先で成功することも決して夢ではありません。世界中で和食の需要と人気が高まるなか、海外で活躍する日本人調理師は今後もますます増えていくでしょう。
上杉大介※2025年10月更新
調理師。株式会社杉六 代表取締役。高校卒業後、調理専門学校を経てホテル・居酒屋・懐石料理店等のさまざまな飲食業種で修業。調理技術とともに接客経営業務も経験後、2006年、28歳で独立開業。2011年、株式会社杉六設立。現在も「食(和食)」「お酒(日本酒・焼酎)」すべて国産にこだわった業種を展開中。
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