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大学教授は自分らしく活躍できる?

大学教授は自分らしく活躍できる?

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大学教授という職種は、男性のイメージが強いですが、女性も多くはありませんが活躍しています。2017年度の学校基本調査によると、大学教授全体における女性の割合は約24%という結果が出ています。最近では女性の大学教授も増えてきていますが、その理由としては働き方の柔軟性が挙げられます。

好きなことを仕事にでき、自分で時間のコントロールができる

大学教授は裁量労働制です。裁量労働制とは、労働時間を実労働時間ではなく一定の時間とみなす制度のことで、出退勤時間の制限がなくなり、ある程度働く人の自由が利くようになるものとイメージしておけばいいでしょう。
そのため大学教授の働き方では、授業や大学運営会議といった時間の決まった業務以外は、比較的、仕事の時間を自分でコントロールできる点が大きいと言えます。
ただし、それは一方で仕事にこだわるほど、忙しくなる職種でもあるとも言えます。
各大学とも保育所の設置など、女性が働きやすい環境整備には力を入れているとのこと。もちろん、男女で大学教授としての待遇が異なることはありません。
最近では、夫婦共働きが多い世代の大学教授も増えてきたこともあって、互いに調整しあって子育て期を支え合う職場の雰囲気も、多くの大学で生まれているようです。

大学には上司・部下というものは基本的にない

大学や学科によって多少の差はあるようですが、年齢や性別によらず、大学教員は、教育者・研究者としては対等な関係です。
講座制のしくみをとっているところは、教授のもとに准教授、助教が配属されていて、教授の意向が反映されやすい状況にある学科もありますが、そうした場合でも、個人としての教員・研究者の意思は大きく尊重されています。一般的な企業の上司・部下といったような関係は弱いところがほとんどなのも、大学というところの特色の一つと言えます。
では、どうして、男性に比べると女性の大学教員がまだ少ない状況なのかというと、それにはいくつか理由が考えられます。
まず、大学の専任教員に採用される前の、若手研究者のときの雇用が期限付きであることが多いこと。
もう一つは、一般的な業務のように誰かかが代わりにできるようなものと違って、研究者は自ら成果を残さないと次の専任教員ポストを得られないというリスクがあることも理由になっているようだと、ある大学教授は話します。
その時期が、例えば結婚や出産と重なる時期になる場合もあります。ただ、国もこうした状況に対応しようとしていますし、家庭と研究の両立をしながらキャリアアップをする、ロールモデルとなる女性の大学教員は今後、増えていくのではないでしょうか。

取材協力先 川原 晋

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